概要
(C)SEGA ♪TRIBE(唄:下田麻美)
2010年11月25日から2012年3月14日まで稼動された「シャイニング・フォースクロス」シリーズ第2弾。
新種族(エルフ、バードリング)、新武器(魔導器)の追加や、シナリオモード第二章「ガイア篇」の開始。6人同時プレイの「レイドイベント」モードなどの新要素が加わった。
アクション要素の追加、イラストがややリアル向きになり、「D」を強調したタイトルロゴ等、かつての『QuestofD』を彷彿とさせる要素が追加された。
また、セガのPSPソフト「ファンタシースターポータブル2インフィニティ」とのクロスコラボレーションを実現しており、一部の「PSPo2」アイテムがクロスレイドで扱えるようになった。「PSPo2」でも、「クロスレイド」のアイテムが使用可能。
2012年3月15日から、新バージョン「シャイニング・フォースクロスエリュシオン」に移行。
クロスレイドより追加された要素
- 「イベントモード」を追加。最大6人が参加可能な「大防衛戦」「侵攻戦」のレイドイベントが追加。従来の4人プレイのイベントクエストも新しく追加されたものもある。また、1人プレイ用では「コンボコンテスト」に変わり、制限時間内に敵を討伐する「タイムアタック」が登場。各種イベントは定期的に行われた。
- シナリオ、協力クエストに新しいステージトラップが追加され、よりアクション的な行動が必要になった。
- プレイヤーをサポートしてくれる妖精が追加。連動コンテンツ『SFC.NET』で妖精を育てることが出来る。特殊アイテムで妖精の種類を変更できる。
- レベルリセット機能が追加。レベル上限が50までになり、以降はリセットされ再度レベル1からのスタートとなる。但しリセットをするかしないかは選択可能で、リセットした場合はリセット特典が得られる。
- フォーススキルに新技が追加された。スキルレベル30以上か、特定のミネリアを装備することで使用可能。
- レア装備品よりもさらに強力なベリーレア装備品が追加。ベリーレアアイテムのみ特殊能力に【全体支援】が追加。
- ミネリアを追加。装備するだけで対応した追加効果が得られる。種類は属性、ステータス、スキルのほか、オーバーキルなどの特殊なミネリアもある。
- マナフレアを使って、装備品をさらに強化させるオーバーエンチャントを追加。オーバーエンチャントは、『QuestofD』にもあったシステム。『クエD』とは違い、失敗してアイテムが無くなる事はない。
- 新種族にエルフ、バードリングが追加、バージョンAではビーストハーフ男性版が追加。
- チケットをさらに消費することで、獲得経験値・武器熟練度が増加する【ブーストモード】(Ver.Aより実装)と【アシストモード】(Ver.Bより実装)が追加。倍増される獲得経験値・武器熟練度は、ブーストは1.5倍、アシストは2倍。なお、【ブーストモード】は次回作の「クロスエリュシオン」で廃止された。
- モンスターのバリエーションも増えた。鎌に当ると一定時間行動不能になるお邪魔キャラの【ゴースト】、耐久力と攻撃力が通常よりも高い中型モンスター【チャンピオン】、攻撃力が高いが、ガード・回避行動に弱い【ヴァンガード】、プレイヤーの分身で集団で襲ってくると手ごわい【ネクロサーバント】。
- ハイレベルプレイヤー向けEXクエストは、前作では亜種系ボスモンスター討伐がメインだったのに、今作ではゲートキーパー、大型ボス戦のみでクロスゲージが一切使えない【ボスラッシュ】、マップ、ゲートキーパー、大型ボスはランダムで、クロスゲージは個別使用の【EXルール】など特殊ルールのクエストがメインになった。また、『QuestofD』でおなじみの宇宙怪獣【クロウ・クルワッハ】相手に戦うEXクエストもある。
シナリオモード
シナリオモードは前作から実装されている第一章「エデン篇」と『クロスレイド』稼働時から開始された第二章「ガイア篇」に分けられている。「エデン篇」をすべてクリアしないと「ガイア篇」に進むことができない。
第二章 ガイア篇あらすじ
※第一章 エデン篇は、前作参照。
魔族の首領ルシフェルを打ち倒し、暴走寸前のマナ聖杯はトレジャーハンターの活躍で食い止めることが出来た、しかし、その代償としてリリスを失った。
主人公はリリスを生き返らせるために、ギルド評議長が持つ【時マナ】の力で、過去の時代へ旅立った。たどり着いた先は、太古の戦乱【ガイア大戦】の時代だった。
旅をするうちに、ガイア開放同盟の若きリーダー、ベランシカとその息子のミスクと出会う。主人公は、ベランシカとミスクと共にイストリアの力の源である【マナ聖杯】を破壊するためイストリア側と戦うことになる。だが、その前にはかつて【イストリアの魔女】とよばれたリリスがいた・・・。
そして、イストリア側の黒幕、神官クロノスの思惑とは?
登場人物
※クロスレイド稼動時
主人公(プレイヤー)
リリスの魂である空マナの写像体を手に入れ、リリスを生き返らせるため、過去の時代に旅立ったトレジャーハンター。
●ヒューマン(人間)
前作から登場している種族。得意武器のスキルはないが、武器もほぼオールマイティに扱える標準タイプ。
顔、髪型の種類が増えて、自分好みのキャラクターにカスタマイズ。
●ビーストハーフ(半獣人)
前作から登場している種族。腕力が高めで、ナックルとハンマーが得意。
ナックルとハンマーはバランススキルに限り、半獣人専用のスキルが使える。
当初は女性のみだったが、『クロスレイドver.A』で男性版が追加された。
なお、男性版の顔はライオン、狼、パンダ。
●エルフ
『クロスレイド』から初登場の種族。MPと知力が高い。ダガーと魔導器が得意。
ダガーと魔導器はバランススキルに限り、エルフ専用のスキルが使える。
特にダガーは一定時間属性を高めるスキルを持っており、属性攻撃で敵をじわじわ
痛めつけたい方には重宝する。
ちなみに、エルフは『SFC.NET』のSFCアンケートで次回のバージョンで出てきて
欲しい種族で圧倒的に多かった。
●バードリング
『クロスレイド』から初登場の種族。器用度が高い。フレイルと魔導銃が得意。
フレイルと魔導銃はバランススキルに限り、バードリング専用のスキルが使える。
顔(梟、鷲、烏)、髪型はオプションで変更可能。
第二章「ガイア篇」の人物
●神官クロノス(イラスト右側)
イストリア側のボス。”時の神殿”の神官で【時マナ】の生命体。時の牢獄で
主人公、ベランシカ、ミスクを苦しめる。
●リリス(イラスト左側)
古の戦乱である【ガイア大戦】の頃の彼女は、【イストリアの魔女】として恐れられていた。
だが、彼女は神官クロノスの行動に疑念を抱いていた。
●ベランシカ
ガイア解放同盟に所属するエルフの女戦士。子持ち。
●ミスク
エルフの少年で、ベランシカの子供。
武器紹介
※スキルの詳細は前作参照。
※武器特性はバージョンAより追加された。
- 両手剣
初心者から上級者まで幅広く扱える武器。攻撃力・防御力を高めるスキルを持つが、バージョンA以降で少し弱体化。
武器特性はHPが一定割合以上の時、A攻撃のリーチと威力とHIT数がUP。
- ハンマー
攻撃力が高いが、攻撃速度が遅く敵の攻撃を受けやすい。
武器特性はコンボ数が一定数を超えるごとにダメージ上限がアップするオーバーキル。
- フレイル
攻撃範囲とリーチを生かしたトリッキーな戦い方ができる武器。敵の動きを止めるスキルを持つ。
武器特性はコンボ継続によりダメージがアップする。
- 魔道銃
遠距離から攻撃可能な唯一の武器。スキルの組み合わせが重要。
武器特性は敵を特定の間合いで攻撃するとダメージがアップする。
- ナックル
格闘に特化した武器。使用者の攻撃速度を高めるスキルなどを持つ。
武器特性は敵の側面・背面から攻撃を当てることでダメージアップする。
- ダガー
二枚刃の剣で、全方位攻撃を得意としている。攻撃力は低いものの武器の属性値が高いため敵に状態異常を与えやすい。
武器特性は敵に低確率で一撃死(サドンデス)を与える。
- 魔導器(アーティファクト)
『クロスレイド』から投入された新武器。物理攻撃よりも、魔法による属性攻撃に重点を置いている。
武器特性はMP残量が一定以上減少時ダメージがアップする。
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