グスタフ(金色のガッシュ!!)
がっしゅのぐすたふ
作中最強クラスの実力者・ヴィンセント・バリーの本の持ち主。
CVは石塚運昇氏(アニメ版)/土師孝也氏(スマホゲーム「金色のガッシュベル!!永遠の絆の仲間たち」)。
バリーの成長を語る上で欠かせない存在であり、彼にとっての「人間界での父親・恩師」も同然の大切なパートナーである。
作中では常にバリーと行動しており、単独での描写はほぼ無いため、活躍についてはバリーの記事を参照。
プロフィールについて
清麿達メインキャラクターとは違い、2024年1月現在でも公式からプロフィールは明かされていない。
国籍のみ「フィンランド」だと公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」にて明かされている。
性格
口数は少なく、常に寡黙な印象を受ける。
戦闘時にも淡々と相手を攻撃し、動揺を見せることはほぼ無い(戦闘シーンで明確に動揺したのは清麿がバオウを発動した瞬間のみ)。
ガッシュとの初戦では廃工場にたむろしていた学生にも容赦なく術を唱えていたため、ともすれば冷酷にも見えるかもしれないが、どちらかといえば「他者を傷付けることに抵抗が無い」わけではなく「敵対・戦闘が明確になった相手には情をかけない」と割り切って振る舞っているのだと思われる。
現に作中ではバリーに対して厳しい言葉をかけることこそ多いものの、全てはバリーに大きな成長を遂げてほしいが故であり、バリーを心から大切に思っていたことが随所で窺える(現に原作最終話でバリーからの手紙を読んでいるコマでは、ファウード編ラストと同じかそれ以上に涙を流している)。
総じて「誰にでも明るく優しい」わけではないが、「口数は少なくとも思慮深く、内心ではきちんとした想いやりも秘めている」という落ち着いた壮年らしい性格と言えるだろう。
ギャグ描写(?)
ここまで述べてきたように、基本的には冷静沈着な立ち振る舞いで一貫しているのだが、
- ガッシュ戦ではガルゾニスを発動したバリーの足に掴まり、一緒に真顔で高速回転したままガッシュ達に迫る。
- 原作237話にてギガノ・ゾニスを発動して長距離を飛行する際は、なぜか首を上下左右に激しく振っている(風圧で顔が揺れているという意味合いの描写なのかもしれないが……)。
- キース戦でゾニスを連発する際には、「うわぁああああああああああおっ!!!」と目を光らせ、最後の一発を唱える時には決めポーズをとる。
等、稀にではあるがシュールな(?)ギャグを唐突に披露することもある。
こういった普段とのギャップも、ファンからは魅力として受け取られている模様?
職業や経歴について
前述の通り、公式からプロフィールが明かされていないため、実は色々と謎の多いキャラクターでもある。
ただ、その高い実力や明らかに戦闘慣れしているような佇まいから、「ただの一般人ではないのでは?」と考察するファンが多い模様。
現に作品内外の描写としても、
- 人間では到底敵わない力を持ちながらチンピラと評する程精神的に未熟な面があるバリーに全く物怖じせずに厳しい発言をし、多少の反抗は見られるが総合的に見れば主導権を握っている。
- 作中では「本物の強さ」を深く理解しているような言動が多く、「強さ」に関して含蓄のある台詞を何度も述べている。
- 強力な呪文どころか、ファウードの体内魔物であるデゴスミアが迫ってきても全く怯んでおらず、「竜族の神童」たるエルザドルと戦っている最中ですら冷静な指示を出せるほどの胆力を秘めている。
- 完全版12巻の裏表紙ではバリーがトレーニングをしているシーンが描かれており、グスタフの傍には本が幾つか置かれているのが確認できる(電子版には付いておらず、紙書籍版や公式ファンブック「金色のガッシュ!!20周年ありがとうなのだ!ブック」で確認可能)。そしてグスタフが手にしている本は、タイトルこそきちんと確認できないものの、どことなく兵法や武術の本であるような雰囲気を醸し出している。
といった点から、
- 「若い頃は軍人であり、何度も死線を超えてきたエリートなのではないか?」
- 「現在でも教官を務めており、多くの若者の教育に携わったのではないか?」
等の説がファンの間で挙げられている。