概要
スペースマリーンの半数が渾沌の信仰に堕ち、人類の帝国に弓引いた忌まわしき内乱<ホルスの大逆>を受け、皇帝陛下自身の考案によって渾沌の誘惑に対抗しうる兵力として組織された超人兵士。強力なサイキックと対ディーモン用兵器を用いる。
スペースマリーンとほぼ同様の製法で生み出されるが、その遺伝種子は強力な異能者(サイカー)である皇帝陛下自身の物を用いる。この結果、団員の一人ひとりが強力な異能者の力を持つ。多くの異能者と異なり、グレイナイトのサイキックは渾沌の<歪み>に由来しない力である。
戦団番号666番が与えられているものの、その指揮系統は通常のスペースマリーンと異なり異端審問庁の<鉄槌の団(オルド・マレウス)>の直轄部隊となっている。
帝国臣民には秘匿される渾沌のディーモンを狩る組織である以上、彼らもまた厳重に秘匿されており、彼らを知ったものはスペースマリーンなどの特別な人材には記憶消去が施され、一般の市民や兵卒であれば粛清される。
勢力としての特徴
鈍色のパワーアーマーに身を包んだ、その名の通り騎士の如き威容を持つ。専用のパワーアーマーは<イージスアーマー>と呼ばれる特殊なものであり、渾沌のディーモンに近寄ることも耐え難い苦痛を与える他敵のサイキックを妨害する力を持つ。使用する武器も、<ネメシスフォースウェポン>と呼ばれ使用者のサイキックによって強化される性質を持つ。
団員の名前ですら、渾沌のディーモンたちが苦痛に感じる魔術的な文言を由来として付けられており、徹底的に渾沌のディーモンを駆逐するための存在となっている。
組織編制もスペースマリーンのそれをほぼ踏襲しており、最高位の階級は至高騎士団長(シュプリーム・グランドマスター)と呼ばれる。
初代の至高騎士団長イアニス(もしくはヤヌス、ジェイナス)はサウザンド・サンの総主長「赤のマグヌス」の分裂した精神体の一つと、忠誠派に留まったサウザンド・サンの団員アルビダ軍曹の肉体とを融合させて生まれた複雑な出自を持つ