その数は無尽、その名は死
概要
「目覚めの時は来たれり!」
全身が〈生ける金属(リヴィング・メタル)〉によって形作られた、骸骨のような機械の身体を持つ種族。再生能力をもつ〈生ける金属〉の恩恵により、極めて高い耐久力を誇る。
武装は対象を粒子状に分解してしまう効果を持つ〈ガウスウェポン〉を主とし、射撃戦を得意とする。
起源
その歴史は銀河中に現存するあらゆる種族の中で最も古く、当時は〈ネクロンティール〉というれっきとした有機生命体の種族であった。
〈ネクロンティール〉は有害な太陽光線と宇宙線の降り注ぐ惑星で生まれ育ち、故に短命で貧弱な種族であった為、外惑星への移住を行い、様々な王朝が生まれその勢力を拡大していった。
そんな最中、〈旧き者〉と呼ばれる知的種族との邂逅によりネクロンティールは大きな転換点を迎える。
ネクロンティールよりも古く、しかし不死同然の強靭な種族に対し、競争心や羨望と嫉妬に由来する憎悪に駆り立てられ、ネクロンティールは〈旧き者〉との戦争〈天界の戦争〉に突入するも敗れてしまい、種族は滅亡の危機に瀕してしまう。
そんな最中、ネクロンティールは強大なエネルギー生命体〈ク=タン〉を発見、神の如きク=タンにネクロンティールは平伏し、そしてク=タンは自らを降臨させた見返りにネクロンティールへ優れた技術を与えた。
ここに至り、ネクロンティールは不死なる機械の身体を持つ種族〈ネクロン〉へと生まれ変わったのである。
強大な力を得たネクロンは〈旧き者〉を打倒し、銀河の覇権を握った。しかしその代償は大きく、〈生ける金属〉はネクロンたちの魂を喰らい、ごく一握りの精神力ある者たちを除き自我のないロボットに作り変えてしまった。
この結果を受けネクロンはク=タンへの反逆を決行、〈沈黙の王〉(上画像の人物)と呼ばれる指導者に率いられ、ク=タンは打倒され無数の破片となって銀河に散らばった。
しかし一連の戦いが終わった頃にはネクロンの勢力は疲弊し、加えて〈旧き者〉がク=タンに対抗すべく生み出した種族(後のアエルダリ)に銀河の覇権は奪われつつあった。
そこでネクロンは銀河中の惑星に墳墓を築き、何十万年もの永き眠りにつく事を決めた。敵対種族の尽くが滅亡した未来に、再びネクロンの手に覇権を取り戻すべく目覚めるその時まで。
しかしネクロンが再び目覚めたときにはアエルダリの滅亡どころか、人類の〈帝国〉を含めた様々な異種族が勃興し、銀河の覇権を巡って争う混迷の時代を迎えていた。
ネクロンは「彼らの」銀河に蔓延る害虫を根こそぎ滅するべく、戦禍へ身を投じていくこととなる。
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我らは銀河で目覚め、栄光ある帝国を築いた
その我が版図に今、価値なきものが蔓延っている
だが、それらには破滅あるのみ
我らの王は帰還せり
王の言葉に、王朝は戦いへと赴く
価値なきものどもを刈り取るべく
我らは終わりなき鎌
我らは神を征した者
銀河は我らの物……