解説
タウエンパイアとは、ゲーム「Warhammer40,000」に登場する異星の知的生命体の勢力。
「大善大同」という思想を奉じる、高い科学力と技術力を持つ勢力である。
ゲームにおいては、高い射撃戦能力を持ったアーミーとして扱われる。
勢力としてのタウエンパイア
銀河東部辺境宙域(イースタンフリンジ)に一大領域を築く、異種族の国家。
指導者階級〈霊のカースト〉に率いられる彼等は、“力を合わせ、より良き事を成す”という〈大善大同(グレーター・グッド)〉の思想の下、〈天球拡張〉と呼ばれる拡大政策によって版図を急速に広げている。
その歴史は僅かに5千年程度、また当初は極めて原始的な種族であったにもかかわらず、〈大善大同〉の下に銀河でもトップクラスの科学技術を有する文明へと発展した。
また〈大善大同〉の思想に恭順すれば異種族、ともすれば主要敵である〈人類の帝国〉の臣民すらも受け入れる懐の深さを持ち、勢力拡大の一因となっている。
暗黒の遠未来にあっては最も文化的、理性的な種族であると言えるが、その一方で〈大善大同〉への恭順を拒否すれば圧倒的な軍事力によって容赦なく滅ぼし、また優れた戦略・戦術知識を与える代わりに外せば廃人となるニューロチップを運用する、〈人類の帝国〉からの亡命者による部隊を捨て駒にするなど、主要敵である〈人類の帝国〉に勝るとも劣らない暗部と腐敗が見え隠れしている。
その勢力拡大に伴って他勢力との衝突も常となっている。
銀河の支配者として君臨する大国、〈人類の帝国〉とは版図拡大の度に衝突している。
戦争だけが残された銀河を逆にエンジョイしまくる“銀河(ギンカワ)最強”の緑色の種族〈オルク〉に対しては〈大善大同〉への同化を断念し駆除を決め込んでいる。
外銀河から飛来し惑星もろとも生命体を捕食・吸収する恐怖の生命体〈ティラニッド〉との交戦では利害の一致から〈人類の帝国〉との共闘に至った事もある。
アーミーとしてのタウエンパイア
簡潔に述べれば、射撃戦を得意とする一方、接近戦を苦手とするアーミー。
射撃戦に関しては、他アーミーと比較して射程が長く、攻撃力の高い武装を装備しており、間合いの長さで相手方に対して優位に立てる。
反面、接近戦に関しては人間にさえ遅れを取ってしまうほど不得意としている。
同盟種族ユニットを編入することにより、接近戦の不利は幾分か緩和できるが、それでも接近戦を得意としているアーミーには、簡単に押し切られてしまう。
よって、「敵を自分に接近させない」、「射撃戦で相手を圧倒する」ことが基本戦術となる。
敵をこちらに近づかせず、射撃で撃破殲滅するよう努めよう。
特徴的なユニットとしては、高い機動性を持つ「バトルスーツ」、
マーカーライトという特殊兵装を使い、味方を支援する「パスファインダー」等がある。
また同盟種族ユニットとして、接近戦能力の高い「クルート族」や、俊敏な「ヴェスピッド族」のユニットが迎えられる。
タウエンパイアのユニットデザイン
タウエンパイアのユニットデザイン、特に中心種族であるタウ族のそれは、
全体的に我国(日本)の、いわゆる「リアルロボット」系のアニメを強く意識している事が窺えるデザインとなっている。
こと、タウエンパイアを象徴するユニットのひとつ「バトルスーツ」には、それが顕著に現れている。
指揮官用機、XV86コールドスター・バトルスーツ。
別名・表記ゆれ
TAUという表記が存在する。
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