ケミカルよしお
けみかるよしお
ケミカルよしおとは、秘密組織『そふとくり〜む』のメンバーである。通称『ケミお』。
作中では、そふとくり〜むからの刺客としてジャガーたちの前に現れる。しかし登場直後から『プトシ君』という謎のキャラと間違えられたり、セリフをことごとく邪魔されるなどして、不憫な扱いを受けることになる。
そふとくり〜む内では一番の古株。ピアニカの達人として、ピアニカを使用し戦う。
ピアニカの音色を奏でることで、ジャガーのたてぶえマン同様ピアニカマンなるイメージ(ジョジョでいうところのスタンドのようなもの)を操ることができる能力をもつ。出すには相当な訓練が必要らしい。
ピアニカマンとは意思疎通が可能で、読経の際にはダメ出しをしたりしている。
また、『鍵盤バンバン連打』という技を使うこともできる。ケミおの演奏に合わせてピアニカマンが無数の手刀を繰り出すというもので、避けることも難しく、当たればかなりのダメージがある技だが、技名が絶望的にダサい。
上記の通り、能力はかなり恐ろしい。しかし、裏を返せば恐ろしいのは能力だけという風にもとれる。実際に、能力勝負だと思われたたてぶえマンVSピアニカマンでは、ジャガーにグーで殴られあっさり敗北した。
一番の古株という点からも、過去、そふとくり〜むにてかなり実験・洗脳を繰り返されたと見られ、影響が色濃く残っていたメンバーの一人。
洗脳は間池留の手で解かれることになるのだが、その際二重洗脳を施すことで強制的に思考を正常化させるという手荒な手法をとられるどころか、「リラックスした状態でいい音楽を聴かせる」という名目で椅子に拘束し、歌詞がはっきり聴き取れるほど音漏れしたヘッドホンを装着させられるという、拷問とも言えるほど非道な扱いを受けた。
失禁こそしていなかったものの、声も発さずビクビクと痙攣したり、青ざめた顔で口から涎を垂らしていたりしたため、かなりの極限状態にあったことがうかがえる。
間池留の音楽療法でよほど強い洗脳を受けたらしく、間池留から「組織好き?」と聞かれたときには、
『いいえ あんな社会のダニとも言うべきブタ以下の鬼畜共は今すぐ抹殺すべきです』と放心顔で答えた。
外ハネのM字分けに横長六角形のメガネをかけるなど、やや変わった出で立ち。とはいえ、そふとくり〜むの中では正直マシな部類の見た目である。
一人称は『オレ』、二人称は『お前』。
『ざじずぜぞ』を『ズァズィズズェズォ』と発音するクセがあり、語尾は『〜ズェ』。否定のときは『〜ネェ』になることも。
笑い方はあまり定まっていないが、基本的には『ファーハハハ!』である。色々とやかましい。
洗脳が解けたあとは、キム公含む元そふとくり〜むのメンバーとガリ寮の202号室に住んでいる。
ピヨ彦たちや他の脱退メンバーとも関係は良好。
実はゲーム好きという一面もあり、見ているのも好きなタイプとのこと。ピヨ彦、キム公らと一人用RPGを三人で楽しむこともあった。
若かりし日の間池留がそふとくり〜むの子供たちを全員解放したとき、『もし追っ手が来てもまとめて捕まらないように』と子供たちの間で合点し、てんでばらばらに逃げた。
身寄りのない中、ピアニカの演奏でお金を稼ぐなどして何とか生き延びることに成功。そのままピアニカ奏者として一生を終える、と思われた。
しかし三年前、歯裸熟でのコンサート中に大勢の追っ手に囲まれ、この時点ではまだ戦い方を知らなかったため一瞬でボコボコにされてしまった。その後組織に連れ戻され、他の捕まった仲間とともに再度洗脳された。