概要
「俺は必ずヘイズ様の右腕になってやる。そのためにはまず生き抜かなきゃな。」
『テイルズオブザレイズリコレクション』の主人公。人々を襲う幻影種を守る死神騎士として奔走している。
ユニットとしてのタイプは「物理」。
人物
幼い頃に幻影種に襲われ命を落としかけていたところをヘイズ率いる死神騎士たちに助けられた棄民の少年。
自身を助けてくれたヘイズに感謝と尊敬の念を抱いており、彼女を守る力を手にするべく死神騎士となった。
幻影種に襲われた際の影響で自身の生い立ち全ての記憶を失っており、さらには幻影種の声が絶え間なく聞こえると言う後遺症を抱えている。「コダマ」と言う名前は当時介抱してくれた死神騎士から幻影種の声が聞こえることから名付けられた名前であり、本名はいまだに本人も分かっていない。
また、幻影種の声が聞こえることで人々の声が聞こえないなどの支障があるため、普段は補聴器のようなノイズキャンセルを行う装置を耳に装着している。
実は『想像』の鏡士の末裔であること、また彼の両親はネオイデア国の防御壁となっているアイギスの研究者であったことが明らかとなる。
「コダマ」は幻影種の声が聞こえるということからとられたとあったが、実際のところ彼が無意識に集めていた両親の遺品の中にコダマ式アイギスの設計図があり、幻影種の襲撃によってバラバラに引き裂かれていた文面の中からかろうじて読み取ることができた文字がきっかけで名付けられたものであった。
性格
全ての物事に対して対価や見返りを欲しており、目的のためには非情になりきることもできる合理的な性格。また、頭も非常に良く回り、彼の作戦や推測で窮地を切り抜けたり打開することが多い。
一方でヘイズのこととなると自身にとっていかに不都合なことでも要望を叶えようとするなど彼女のこととなると見境がなくなる側面がある。
戦闘スタイル
本作が「想い出」を基材としているからか、時計の針のような形を模した二刀流で戦う。また、術技も「跳刻装刃」や「蘇刻活針」など時計を彷彿とさせるような名前となっている。
魔鏡技は「翔刻・双刃」 「滞刻・破装衝」 「終刻・鏡承針」、ヘイズとのクロスオーバー魔鏡技で「結刻・万象刃」。
いずれもテイルズオブザリコレクション限定のガチャで獲得すると使用可能になる。
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物語の結末
この先本作のメインストーリーのネタバレを含みます。未プレイの方は承知の上で閲覧ください。
俺、ヘイズ様に会えて本当に幸せでした。だから、また必ず会いに行きます。 たとえ、この先どんな未来が待っていたとしても。
コダマたちの世界に幻影種が湧かなくなるための解決策、それはエルナトのもつ鏡精ルグの力をアズガルド、すなはち200年前のティル・ナ・ノーグから消し去ることであった。しかしそれは過去を改変することと同義であり、今あるコダマの世界は過去改変の影響により存在できるのかすら危うい方法であった。
エルナトはヘイズが彼女の性格ゆえこの手段を取るであろうと言う予想をしていた。
彼女にとってコダマたちの世界はルグとしてではなく、エルナトという1人の人間としてかけがえのない世界となっており、過去改変によって未来を変えることは彼女にとっては看過できないものであった。
故に、彼女は自分自身もろともアズガルドを鏡映点たちの想珠のエネルギーと共に消滅させることで未来の世界を存続させようとしていたのだ。
しかしヘイズにとって未来の世界を存続させるためとはいえ自身の国民が犠牲となるのは耐えられないことであり、その意思を汲んだコダマたちは過去改編を行うこと、そしてエルナトを止めるべく、ルグとバルドが初めて接触したとされる「精霊の封印地」まで向かう。
エルナトとルグの野望を阻止し、無事エルナトから鏡精ルグの力を分離、消滅させたコダマたち。幻影種が発生する原因となっていたクロノスの柱は消滅しており、これで幻影種による世界の滅亡は食い止められた。しかしそれは同時に200年後ーコダマの世界線が消滅することと同義であった。
時間改変の影響で徐々に薄れていくコダマたち。
しかし存在は消えようと想いは消えることはない。彼らは消える前にできることをしようと鏡映点たちの想珠に自分達の想いを分け与えて「存在していた証」をつけること、そしてコダマのもつ「想像」の力とバロールの「創造」の力で自分達の世界を作るようバロールに伝え、1人、また1人と消えていった。それぞれが先の未来での再会を約束してーーー。
ーーーその後遠い未来、晴れた青空の下1人の青年が草原を走り去っていく姿が見られたのはまた別のお話