概要
カリフォルニア沖、水深3300メートルの海底から発見された新種の肉食海綿生物。
複数にわかれた根のような部分から、放射状にハープの弦のような枝が生えており、この枝を使って罠をしかけ、先端についたフックを使って小さな甲殻類を捕食する。
最初に発見された個体は、2枚の羽根しかなかったが、二度目に捕まえられた個体は、体の中央から最大6枚の羽根が伸びていた。
姿が楽器のハープや琴によく似ていることから、「コンドロクラディア・リラ(Chondrocladia lyra)」(ラテン語でコンドロクラディアは海綿生物、リラはハープを意味する)と名付けられた。
また最近になって「タテゴトカイメン」という和名がつけられた。(コンドロクラディア・リラという名前は学名である)