概要
『シャンピニオンの魔女』とは、マンガParkにて2019年から連載中の樋口橘によるファンタジー漫画。
あらすじ
黒い森にひっそりと住む魔女ルーナは街の人々に「シャンピニオンの魔女」と忌み嫌われ恐れられていた。何故ならルーナが触れたもの全てに毒キノコが生えてしまうから。
それでもルーナは自分が作った薬で人々が救われ笑顔になる姿を見るのがとても好きだった。たとえ自分が作ったと知られず感謝されなくても。
そんなある日、いつも通り薬を売りにきたルーナはある一人の美しい少年に目を奪われる。
主な登場キャラクター
- ルーナ
- 黒い森に住む若い黒魔女で10代後半くらいの見た目だが普通の人間の何倍も生きている。薬作りが趣味でそれを街で売り生業としている。周りの悪念を吸収し浄化続け自らが毒となってしまっているため、触れた所には毒キノコが生え、呼気にすら毒性が含まれている。そのため物心ついた時から街の人々に蔑まれていた。もともとシャイな性格なのもあるが呼気で人を傷つけたくないため非常に無口。人を害さず人を知ることができ、自分の立場を忘れ物語の世界に没頭できる本が大好き。また人や物に触れられない代わりに気に入った美しいものを描き残すのが得意。
- アンリ
- ルーナが一目惚れした街の少年で白魔女の家系。憧れから絵に描き起こされるが渾身の出来により本人の魂が宿りルーナと夜空の下でダンスを踊り親交を持つ。しかしそれが悪影響となり本体の魅力が吸い取られすっかりやつれてしまっていた。罪悪感を感じたルーナによって魂を返されるが絵の時に交流した記憶が甦りルーナに興味を持ち交流を深めていく。しかし絵の姿となり交流する度に彼の身体は衰弱してしまったためルーナにより関わった記憶をすべて消された。
- クロード
- カラスの少年でルーナが世話になっているとある大魔法使いの使い魔。人の姿の時にはクチバシのみのペストマスクのようなものを身に付けている。口が悪く威圧的な性格だが何かとルーナを見守り手助けをしている。白魔女の家系のアンリと交流を持つ事によりルーナが魔女狩りの対象となる危険性を感じ警告する。カラスのサガか光り物が大好き。
- リゼ / リゼル
- ルーナが住む森の小川に流れ着いた美しい少年。胸に呪いのナイフが突き立てられ負傷していた所をルーナ達に保護される。ナイフの呪い以上に禍々しく膨大な毒を身に纏っており、その正体は毒の化け物の成れの果ての種である「呪いの仔」。ルーナが膨大な毒を全て身に受け森の主人の元で分解浄化するも、上位黒魔女と魔導士達にいずれの脅威として始末されそうになる。かつて呪いの仔であったルーナが魔女となり成れの果てとなる運命を免れたように、彼を一人前の魔法使いとして育て成れの果てとなる運命を回避しようとする。