「その認識には、誤りがあるわ」
「シンシア・マルグリットはただの科学者よ」
プロフィール
※ゴールデンカノンを基準にして計測するとEカップになる
概要
『夜明け前より瑠璃色な -Moonlight Cradle-』にて登場する新キャラクター。
フィアッカ・マルグリット(オリジナル)は2つ年上の姉。フィアッカは「シア」と呼んでいる。本人曰く、肌年齢はともかく年齢は達哉と同じくらい。
一見、大人びてはいるが、時には少女らしい一面も覗かせる。静寂の月光の司祭服に似たデザインの服を着ているが、これは彼女の所属していた組織の制服であり、その組織が静寂の月光と繋がりがあった事が関係しているらしい。地球において制服姿では目立ってしまうため、作中では外出の際、麻衣から借りた服を着用している。
オイディプス戦争時代の人物で、科学者。戦争当時の人類が保有していた技術(現代では「ロスト・テクノロジー」と呼ばれている)の伝承者でもある。
また、『ターミナル』の開発責任者であり、現在は単独でその管理者を務めている。達哉とは、『ターミナル』において想像も出来ない出会いを果たす。
コーヒー以外の刺激物全般(わずかな刺激程度のものでも)が苦手。好きなものは甘いもので、特にドライフルーツが好物。これには達哉が「アイドルのような味覚」という発言をしている。犬が苦手。カナヅチ。
(以下ネタバレ注意)
戦争当時、『ターミナル』が軍事転用される危険性の大きさを鑑み、自身ごと『ターミナル』を異次元空間に封鎖。以降ずっと単身で維持管理を続けてきた。
……が、時間の流れから切り離された『ターミナル』の中で意識だけは働いており、数百年という体感時間の中で真綿で首を絞められるような絶対的な孤独に支配され、『ターミナル』の全てが嫌になり何もかも投げ出してしまいたいと思いつめるほどに疲れ果てていた。
そうして、そのために『ターミナル』の自沈プログラムを構築、実行する一歩手前のところまできていた。
それでも科学者としての最後の矜持から、「自分の製作物を全て回収・廃棄すること」を自沈プログラムの実行条件に定め、それらを回収するために達哉の時代に降り立つのだった。
短い期間ながらも達哉との間に育まれた確かな愛、そして唯一残った肉親である姉フィアッカと姉妹の絆を確かめ合う中で、見失いかけていた己を再発見し、後ろ髪を引かれながらも『ターミナル』へ戻ったシンシアは、涙ながらに自沈プログラムを停止させ、最愛の男性と最愛の姉との思い出を胸に、長い長い眠りに就くのだった。
……いつか、戦争で衰退しきった世界から立ち直った人類が、自力で『ターミナル』を見つけ出す、その日を夢見て。
FileName:omoide 28.Aug Mitsurugasaki
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