概要
2012年夏にグローバルサーバーで実装され、その後2014年末のスターインパクトアップデートで日本サーバーに実装された韓国サーバーに存在しない職業のひとつ。宇宙の賞金稼ぎ。
男性、女性両方の公式アートワークが存在するが、ストーリー上では女性として扱われる。
2024年春頃にこの職業そのものが削除されるという前代未聞の告知がなされ、全メイプラーを震撼させた。それに伴い、2023年5月から新規ジェットキャラクターの作成が不可能となった。
開発側の言い訳…もとい理由としては「新規コンテンツを作成する際に、職業「ジェット」に関しては開発上の様々な問題が発生しており、今後予定しているコンテンツに関しても職業「ジェット」にのみ不具合が発生する可能性があり、それに対する根本的な解決が難しいこともあるため、今回の結論に至ったらしく、長い期間悩んで検討した結果、とても難しい決定だったがこのまま職業「ジェット」を不安定な状態で維持するよりも、ほかの職業や既存コンテンツ、今後の新規コンテンツの安定性が重要だと判断した」という事だそう。
キャラクター紹介
銀河系惑星「ケルベロス」からやってきた宇宙賞金稼ぎの「ジェット」は、かつての幼馴染バルクの罠に落ち、惑星ケルベロスの王殺害の濡れ衣を着せられ、追手から逃れている途中にメイプルワールドに不時着しました。
ジェットにしか扱えないケルべロスの先端技術「コア」も奪われ、故郷の惑星ケルベロスを想いながらメイプルワールドを探索することになりました。
(公式ニュースより)
職業として
職業群は「冒険者」で五分類では海賊に当たる。
バイパーとキャプテンの要素を混合したような職業。
その名の通り機動力がとても高い。
癖のある3段ジャンプである"スペースウォーク"、"スペーシャルシフト"が適用された"ヴォーテックスクロス"により狩場を縦横無尽に駆け回ることができる。
マスタリーブックがなぜか"メイプルヒーロー"を除いて不要であるというお買い得な仕様がなぜか存在する。
また、"重力光線機召喚"により異常なまでのダメージを誇る。
狩りは"プラネットバスター"、"コスミックアップヘーベル"、ボスは"スターフォースサルヴォ"、"シンギュラリティショック"を使う。
コスミックアップデートヘーベルは後方の敵を引き寄せ、プラネットバスターは前方の複数の敵を攻撃する。
スターフォースサルヴォは手数が多い"暴風の矢"に近いスキル。シンギュラリティショックは30秒に1回発動できる、強力な単体攻撃。
召喚スキルは先述した重力光線機召喚と"ターレットデプロイメント"、設置スキルは"ブラックホール"を持つ。
ターレットデプロイメントはダメージソースにもなり、雑魚処理にも利用できる召喚スキル。
リンクスキルはランダムでスキルの能力値が決まる"コアオーラ"。調整に費用がかかるリンクスキル。
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ジェットの旅の終わり、そして(ネタバレ注意)
長い戦いの末、暗黒の魔法使いが倒され、グランディスでの新たなる戦いが始まった中、一人の宇宙海賊の冒険が終わりを告げようとしていた…
ジェット「初めてメイプルワールドに降り立った時に目にした光景…今日で最後か」
ケルム「船長、作業が完了しました。メイプルワールドで経験した事、知識、ノウハウ…そして手に入れた物まで、全てデータ化済みです」
ジェット「ありがとう。そのデータは私の意志を継いでくれる誰かの役に立つだろう」
アブス「それでは、船長。早速出発しましょうか?」
ジェット「うん。宇宙船に戻ろう」
ジェットはノーチラス港で出発の準備をしていた。
ケルム「最後にあいさつしたい方はいませんか?」
ジェット「…大丈夫。」
アブス「では、エンジンの出力を上げて待機しています!」
ジェットが旅立とうとしたその時、シグナス、ナインハート、カイリンが駆け寄る。
シグナス「ジェットさん、挨拶もせずお別れだなんて、寂しいです」
ジェット「シグナス様!皆さん!どうしてここに…?」
ナインハート「仲間の皆さんから連絡を受けました。ここに来るのも手伝っていただきました」
ジェット「あいつら…頼んでもないのに…」
彼らはジェットの仲間から連絡を受け、最後の見送りに来たのだという。
シグナス「故郷に帰れるようになったという話を聞きました。本当に良かったです」
ジェット「ここでやるべきことがまだたくさんあるのに…」
シグナス「そんなことおっしゃらないでください。メイプルワールドは言葉では言い表せないほど、ジェットさんに助けられました」
カイリン「倒れているところを発見した時は、どうなるかと思ったけど…一緒に戦えて光栄だったわ、ジェット。宇宙でも最高の航海を続けられるといいね」
ナインハート「ジェットさんの軌跡は、みんなの心の中で生き続けるでしょう」
シグナス「ジェットさん…大変な思いもたくさんしたかと思いますが、メイプルワールドでの旅を忘れずに、これからも頑張ってくださいね。私も一生忘れません」
ジェット「シグナス様…皆さん…」
アブス「船長!そろそろ出発の時間です」
シグナス「さあ、行ってください。ジェットさんの助けを必要としている人々を救うために!」
ジェット「シグナス様、皆さん…私を仲間に入れてくださりありがとうございました。では…さようなら!」
こうしてジェットと仲間は自身の宇宙船に乗り込み、シグナス達に見送られながら旅立っていった…
その後、出発前の船内では…
ジェット「ケルム、アブス、ゲル。故郷に帰る時間だ」
ケルム「まだ濡れ衣を着せられたままです。これから孤独な逃亡生活が始まりそうですね」
アブス「ここで船長が経験した事に比べると、逃亡生活なんてへでもないよ!」
ジェット「ハハハ。同感だ」
ジェットはある一通のメッセージを読んだ。
「_ジェットへ 私は亡き先王の一人息子「ミューン」です。宇宙の遥か彼方で大活躍したそうですね。そのおかげで、こうやって連絡を取ることができました。あなたが私を覚えているかどうかはわかりませんが、私はあなたを覚えています。王の護衛兵を目指して城を訪れ、試験を受けるあなたの姿を何度か目撃しましたから。そんなあなたが父を殺めるなんて、当時の私は信じませんでした。もちろん今もです。実はこの前、先王を殺めた犯人は自分なのだと、ケルベロスに戻り、すべてを証明するといった匿名の通報がありました。…ジェット、あなたが再び故郷に戻れるようにしてほしいという頼みとともに。しかし通報した人は…現れませんでした。あなたの容疑が晴れることはありませんでしたが、どうしてもお願いしたいことがあります。今、ケルベロスはあなたの助けが必要です。先王逝去後、若くて非力な私は王位をはく奪されました。ここケルベロスにはまともな統治者もおらず、内戦と紛争が絶えない状態です。そこでお願いなのですが、かつて宇宙の平和のために発揮していたあなたの力…コアの能力を、ここで使っていただけませんか?どうか…苦しむケルベロスの国民を救ってください。あなたが私たちの最後の希望です」
ジェット(君の魂は先に故郷へ帰っているだろう。待ってて、バルク。故郷を守るために、私が向かっている!)
アブス「それでは、船長!最大出力で行きますよ!」
ジェット「よし、帰ろう!私たちの故郷、ケルベロスへ!」
こうして、メイプルワールドに不時着した一人の宇宙海賊の旅は幕を閉じたのであった…
その一人の宇宙海賊が残したデータは、一人の冒険者の役に立つのかもしれない…