ステレオペア
すてれおぺあ
一つの立体視の画像において、右目用の画像と左目用の画像を交互に並べて、平行法と交差法の両方に対応可能としたもの。
3つの同じ意匠の画像が水平に並ぶが、両脇の画像は同一のものである。
様式として、
の2種類があるが、どちらでも構わない。
一般に頻度よく見かけるのは【左】【右】【左】のほうが多い(かも)。
右目用の映像と左目用の映像を水平に並べたもの全般を指し、平行法と交差法が含まれる。
最低2つ並んでいれば良く、上記のように3つである必要は特にない。
格闘技放送のシステムのような多数のカメラアレイを全周配置して撮影した画像のようなものも、うち2つを選べばステレオペアである。
固定カメラでターンテーブル全周を動画撮影すれば、これも2フレーム選べばステレオペアである。
文明社会で生活するのに必要な眼球の水平運動は、寄り目から完全な平行まで
文明社会は寄り目の眼球運動を日常的に強要するが、逆に離れ目の眼球運動は一切要求しない。
つまり交差法が絶対できない人間は殆ど存在しないが、ある条件で離れ目が必要になる平行法はどう頑張ってもできない人間が存在する。
大方やり方が悪いだけであるが、実は本人も気づかず眼科疾患の斜視で視差を平行にすることができず、遠くに焦点が合わないという人はここPixivには特にたくさんいる筈である。
こうした背景から平行法ができない人に平行法の画像を渡しても無意味である。
かといって平行法用と交差法用で画像を2つ用意するのもいろいろと煩雑であるし、交差法だけと割り切るのも釈然としないところである。
解決方法の良し悪し
交互に3つを並べるステレオペアはこうした問題を、できる方、好きな方で閲覧者本人にゆだね解決するものであるが、横幅が増えてしまい納まりが悪いデメリットがある。
但し平行法の画像の横幅を様式制限で強制縮小表示させ、小さく収めるには都合が良かったりする。
Pixivでは極端に横長の画像は縮小表示なので、うまく利用していただきたい。