ゼロの書とは、
『ゼロから始める魔法の書』のキーアイテムであり、タイトルの略称
『ゼロから始める魔法の書』のヒロインゼロはこの本を探すため旅をしている。
内容
ゼロ考案・開発の、効率化された新魔術【魔法】の技術体系がまとめられた書物。
10年前に何者かに盗まれ、所在不明。
【狩猟】【捕縛】【収穫】【守護】の4章があり、各章の魔法適性には個人差がある。
このような分類がなされているのは、そもそもゼロが魔術の平和的社会貢献による魔女の地位向上を目的として書いた、魔法によるライフハックのハウツー本である為。
即ちゼロにとっては『くらしの魔法~泥闇ゼロ先生の覚えて楽チン新魔術辞典~』的なノリだったのだが、世俗の人間の犯罪心理に疎かったゼロには、それが教会と魔女達の戦争や、はぐれ魔術師の野盗化にまで事態がこじれると予想できなかった。
現実世界で例えるなら、化学肥料の材料(アンモニア)を作るための発明であるハーバー・ボッシュ法を、爆弾の材料(硝酸)作りに利用されたようなものである(尤もハーバーはドイツ帝国の毒ガス開発にも関わっていたので、最初から判っていた可能性も高いが)。