概要
CV:石川由依
ディアネイラとは、『ヒロイック・エイジ』のキャラクター。
正式名称は「ディアネイラ・イ・ライシャ・アルトリア・オル・ユーノス」。
意味は、「ユーノス王家の長女(オル)にして、アルトリア星系の主たるディアネイラ」である。
非常に聡明、理知的で能力が高く、様々な局面での外交に手腕をふるっていた。
慈悲深い面や度量の大きさは、英雄の種族をその身に宿す事で他種族と一線を画す「ノドス」の事も一個人として接している所から窺える。
時空間を超越した天文的距離の知覚範囲を誇る精神感応能力を持ち、自らの精神をアルゴノートのAIとリンクさせることで船の航路や探索物となる対象の座標を示す事が可能。
加えて、他の種族が恐怖に感じる「スターウェー(星の道)さえ存在しない宇宙空間への逸脱」を恐れる事が無い為、アルゴノートを率いた長い旅路の末、滅びの星・惑星オロンにてエイジを発見する。
強大な能力故に、女性である自信と全く異なる存在である「男性」が大の苦手で、一定の距離(絶対拒絶圏)を超えて男性に近づかれたり、多くの男性の視線を受けると、精神疲労で意識喪失に陥ってしまう。それ故に気苦労も多く、平常時は表立って姿を現さずに自らの精神体を空中投影し、様々な場所にいる人物に語りかけている。エイジと出会って後に精神的に成長を遂げたことで男性が集う会合に姿を見せたり、イオラオスのテレポート能力の際に手を繋ぐ事が出来るようになった。
現ユーノス王家内では多くの異母兄弟がおり、女性はディアネイラのみである。長兄・メレアグロスと次兄・アタランテスからは一方的に政敵として見られているが、それ以外の兄弟たちからは憧れの存在として尊敬されている。
他種族との関係について、多くの人類が存亡の危機故に「敵」として相対してきた中で彼女は「彼らについて何も知らない」事に疑問を抱いてからは、黄金の種族や銀の種族についてより深く考えるようになり、「戦い」ではなく「対話」による共存の道を求めてパエトー・オーやプロメ・オーに接触を図る。
プロメ・オーの情報で「鉄の種族(人類)は種族が発生した母星を重要視する」即ち「他の種族は故郷となった星に価値を持たない」事から、惑星オロンと同じく忘れ去られていた黄金の種族の母星・惑星エリュシオンを目指す。その道程で、自らの能力とアルゴノートの力で目的地へと至るスターウェーを誕生させた。
エリュシオン到達後は、追ってきたパエトー・オーやロム・ローの追撃に合うものの、英雄の種族達の戦いを結末まで見届け、黄金の種族達のメッセージの真の意図である「宇宙全体をスターウェーで満たす事で、黄金の種族達が去っていった外宇宙へと繋がる道を創り出す」ための「出でよ」という理解すると同時にベルクロスと共に姿を消したエイジを思って涙を流し、使命を果たした彼に報いるべく惑星オロンの復興を改めて誓う。
4年後、エイジの意思を受け継ぎ、プロメ・オーから託されたヘドロンの盾と前述の知覚能力を備えた事で全宇宙の覇者にして、唯一無二の指導者となる。そして、オロンの復興が終了したと同時に惑星として蘇った事でオロンに外宇宙からの「扉」が出現する場面に立ち会い、そこから帰還したエイジを笑顔で迎えた所で物語は終わる。
名前の由来は女神ディアネイラから。