概要
『ヒロイック・エイジ』の登場人物。
CV:小清水亜美
銀の種族のノドス。その身に最強クラスの力を持つ英雄の種族・ケルビウスを宿す。
幼い姿をしているが、性格は冷酷且つ好戦的な少女である。銀の種族側のノドス達のリーダーとしての自負を持ち、他の3人に対して度々高圧的な態度を取る。
基本的には銀の種族側のノドスが拠点としている惑星に住んでいるが、彼女を管理するロム・ローの命により星から出る事は出来ない。その代わり、他の銀の種族と同様に精神体を空中・遠隔投影させることは可能。
ノドスであるが故に銀の種族ながら前述のような感情の起伏が激しいが、パエトー・オーと同じくコントロールができない(これは基本的に銀の種族は精神の均衡を保つために余分な感情をプロメ・オーに預ける慣習が根付いている)為、自身の理解が及ばない本能からくる感情には取り乱してしまう。
銀の種族側のノドスの中でも、カルキノスを殊の外気にかけており、表立っては支配側の姿勢でいるものの、彼が危機に陥った際は酷く動揺する。さらに、彼の契約の中に「死」を意味する内容がある事から、自覚が無いまま彼の死を恐れている。
物語中盤、鉄の種族が他の種族の星系に進出すると同時に、ロム・ローからの命令でついにその身をもって出撃する。ケルビウスに変身した彼女の力は単身でも圧倒的であり、鉄の種族は勿論のことベルクロスさえ容易に攻撃できなかった。しかし、この戦闘で他の味方ノドスの手を借りない戦い方をしているのを、レクティからは「レルネーア=カルキノスを戦闘に参加させない為」だと推測している。
しかし、結果としてベルクロスの攻撃からケルビウスを守るためにレルネーアが庇ったためにカルキノスは死亡。それを眼前で目の当たりにしてしまった絶望の感情から暴走し、宙域一帯を自身の能力で無の空間に飲み込んでしまう。変身が解けた後は、他者の介入を拒むためにロム・ローによって監禁されてしまう。
終盤、カルキノスを喪った悲しみや苦しみの感情は他者に委ねる以外の方法を持たない彼女の精神を蝕んでいき、限界に達したと同時にケルビウスに変身。その際は始めから「狂乱」状態となってしまっており、荒ぶるままに惑星エリュシオンでも自他ともに破滅を齎さんとしたが、これを阻止するために他の4体のノドスと戦いを繰り広げる中で、黄金の種族が遺したもの=この宇宙よりもさらに外の宇宙へと至る道に繋がる「扉」を出現させた事で使命を果たした形になり、変身が解けた後は無事蘇生したカルキノスと再会する。この後、自身の中に根付いた感情を不安そうになりながらも受け入れ、銀の種族と共にノドス全員が外宇宙への進出に同行する事を決めた際は人類側にエイジを見つけ次第必ず送り届ける事を誓った。