概要
『世界樹の迷宮』シリーズの中でも最も理不尽なゲームバランスで有名な『Ⅱ』において、最強の雑魚モンスターの座に君臨するワニ。その実力は三竜さえ凌駕すると言われる。
裏ダンジョンの特定の場所にのみ非常に低い確率(約5%)で出現する特殊なモンスター。初見の冒険者を圧倒し、再戦時には絶望させられる。不意打ちされたら、例えLv99のパーティでもhageることうけあい。
逃げようと思っても絶対に逃げられない(全力逃走も無意味)点が特徴のひとつ。しかし、アイテム図鑑・モンスター図鑑のコンプリートや装備品作成のために、あえて戦いを挑む冒険者も多い。
能力
▪HP10000/攻撃力80/防御力80
▪斬・突・壊属性に耐性(50%)/炎・氷・雷属性が弱点(300%)
▪通常ドロップは「硬質なワニ革」で、最強の靴「フォレストランナー」(防御力34・AGI+9)の素材のひとつ。
▪条件ドロップは「銑鉄の牙」で、物理攻撃での撃破が条件。強力な剣「ダーインスレイブ」(攻撃力134)の素材。
使用スキル
▪甘噛み
主力スキル。パーティに計6回、対象ランダムの斬属性攻撃を行う。発動が速く、威力も非常に高い上に連発してくる。一応、頭を封じれば使ってこなくなるが……
▪じゃれる
サブウェポン。部位が2つ以上縛られた時に使用し、パーティ全体の全部位を高確率で封じる。このスキルで身動きできない間に頭封じが解けて全滅……なんてこともざら。部位に依存しないスキルなので、基本的に発動されたら終わりだと思っていい。
対策
▪「甘噛み」は斬属性なので、「斬撃のお守り」+「耐斬ミスト」で被ダメージを200前後まで軽減できる。ただし、アクセサリで耐性をつける場合は素の防御力が落ちるので、他の雑魚に苦戦する可能性は高い。
▪状態異常が有効で、特に睡眠が入りやすい。「アザーズステップ」+睡眠で動きを封じつつ他メンバーで強化や弱体化・TP回復を行い、次ターンに「スローステップ」+攻撃……のローテーションを繰り返せば、完封することもできる。
ちなみに即死は無効で、スタンは効きにくいので非推奨。
▪パラディンのフォーススキル「全力防御」とソードマンの「カウンター」を組み合わせた戦術……通称『全裸カウンター』も有効。ただし、大量のアクセラを使用するので経済的ではないし、最初のポイントで出会えないと厳しい。
▪条件ドロップを狙う際はカースメーカーの「変化の呪言」+ドクトルマグスの「鬼力化」+ブシドーの「ツバメ返し」が有効。1回で約2700のダメージが見込める。
仲間
『Ⅰ』では「這い寄りし暗殺者」が、『Ⅲ』では「深海の殺戮者」が、『Ⅳ』では「ディノゲイター」名義で登場している。もっとも、いずれも『Ⅱ』ほど理不尽な存在ではなかったが。
『Ⅳ』では同じ大地に生息する羊のFOEが好物なので、羊のFOEを好物のキノコで彼の索敵範囲内におびき寄せることで、安全に小迷宮に入ることも可能。
リメイク作の『新2』でも裏ダンジョンの最深部に出現。さらに特定の場所で出現する個体は確定で希少個体なので苦戦は必死……のはずなのだが、難易度をピクニックに変更したプレイヤーによって、経験値稼ぎのサンドバッグにされているのが現状。