本記事では『世界樹の迷宮』シリーズ第一作目を扱う。従って、シリーズの他の作品については該当記事へ移動を願う。また、本シリーズのデータベース記事は『世界樹の迷宮』である。
概要
このゲームの特徴は「ダンジョンに潜り、プレイヤー自身の手でマップを作成すること」。 そのためゲーム前半ではストーリーらしいストーリーはないが、本編を進めるに連れ、プレイヤーは樹海の根幹を成すある秘密に辿りつく。 しかし登場人物は冒険者にただ語りかけるだけ。それに対し冒険者は、「樹海の探索」と言う自分の務めを果たすことしかできない。
また、エンディングを迎えた後も多くの謎が残る。
結局、世界樹の迷宮とは何なのか?
プレイヤーであるあなた自身が、それを考え、そしてプレイするゲームである。
2023年2月9日、Ⅰ・Ⅱ・ⅢのHDリマスター版発売決定生放送がATLUS公式YouTubeチャンネルにて配信された。
ストーリー
緑に囲まれた大地。 とある地方にエトリアという名の小さな街があった。 何の変哲もない、その小さな街は、ある年の発見を境に大陸でもっとも有名な都市となる。
”世界樹の迷宮”。
エトリアの街はずれで発見された巨大な大地の裂け目。 地の底まで続こうかという深淵を思わす巨大な地下樹海の迷宮・・・
そこにはすべてがあった。
名も知らぬ草花が不可思議な果実をつけ、見たこともない獣たちが徘徊するその森には、莫大な財産が眠っていた。 エトリアの迷宮の噂を聞いた者は老いも若きもみな、樹海を夢見るようになった。
富、名声、権威・・・
そして何より飽くなき冒険心を満足させるだけの樹海。 それは、死ととなり合わせの冒険に、みずからを投げ出すに値するものだった。 今日もまた、ひとりの若者がエトリアの門をくぐる。
キャラクター
職業
職業は全9種(グラフィックは職業ごとに4種で、性別の設定はゲーム中では明示されない) 。作成・登録できるキャラは16人だが、一度に探索に連れて行けるのは5人まで。また、ブシドーとカースメーカーは初期では選択できず、条件を満たすことで加入する。
剣や斧で戦う近接戦闘の達人である。
樹海で生き残る知恵を豊富に持つ冒険者。
みずからの体を盾とし、仲間を護る。
敵対者の弱点を的確に攻撃する狩人。
回復技術で治療役を担う衛生士。
世界の法則を研究している異端の学士。
歌や踊りで仲間を鼓舞し、強化する。
特殊な剣術、体術を修めた異国の剣士。
呪いの言葉で相手の意思や生死を操る。
モリビト
樹海に住む亜人種。遙か昔に人間と契約を交わしており、互いのテリトリーを侵さないことを誓っている。
モンスター
エンカウント | 森ネズミ、毒吹きアゲハ、ひっかきモグラ、ウーズ、危険な花びら、うごめく毒樹、暴れ野牛、ルーカサイト |
---|---|
FOE | 狂乱の角鹿(狂える角鹿)、全てを刈る影、水辺の処刑者、災いの巨神、ゴーレム、ワイバーン |
三竜 | 雷鳴と共に現る者、偉大なる赤竜、氷嵐の支配者 |
地名、街、樹海
地名
エトリア | 大陸の辺境に存在する小さな街。地中に広がる樹海「世界樹の迷宮」が町外れにあり、樹海探索の冒険者の受け皿として成り立っている。 町長は存在せず、執政院という組織が町をまとめている。 |
---|---|
世界樹の迷宮 | エトリアの郊外にある積層構造になっている不可思議な構造の樹海。単に「樹海」とも呼ばれ、このゲームの冒険の舞台でもある。 ここで得られる木材、植物、動物、鉱物などがエトリアの街における主な収入源となっている。 |
街
宿泊施設 | 長鳴鶏の宿 | アレイ | 役職はフロアマネージャ。後半になるに従って宿賃が鰻登りに上がっていくため、腹黒い印象を持たれている。 |
---|---|---|---|
治療施設 | ケフト施薬院 | Drキタザキ | 若い頃は自身も冒険者であったらしく、若い冒険者達を心配しつつも温かく見守る。 |
ショップ | シリカ商店 | シリカ | 武具の材料の調達に難儀しており、しばしば冒険者達に依頼をしてくる。 |
クエスト | 金鹿の酒場 | サクヤ | 冒険者に憩いの場を提供すると共に仕事の依頼(クエスト)の斡旋も行っている。 |
ミッション | 執政院ラーダ | オレルス | 探執政院の情報室長という立場であり、冒険者から報告を受けて樹海のデータを作成している。 |
ミッション | 執政院ラーダ | ヴィズル | エトリアの街の中心的人物で、街の繁栄のために日夜業務に励んでいる。時折一人で樹海に入るなど、何かと謎の多い人物でもある。 |
冒険者ギルド | ガンリュー | 若い頃は樹海の第四層まで辿り着いたこともある熟練の冒険者だった。 |
樹海