華は無慈悲な森の女王
何人かの冒険者が、迷宮の地下7階で少女の声を聞いたと言っているわ。
樹海の中で少女が一人でいるなんて、信じられないわ……。
風の音が声に聞こえた、なんて事かもしれないけど…これも依頼なんだし調査をお願いするわ。
一応、十分気をつけてね。
概要
『世界樹の迷宮』(および『新・世界樹の迷宮』)と『世界樹の迷宮3』に登場するFOE。
終盤で発生するクエストを受領することで出現するボスキャラクターの1体である。
色とりどりの巨大な花束に緑髪の女性の上半身が付いたような、華美かつ派手な姿をしている。
名前の由来はアルラウネの古い呼称。
触手による物理攻撃に加えて、属性攻撃やランダム状態異常付与など多彩なスキルを持つ強敵。
ラスボスと同等かそれ以上の実力を持っており、クエストが発生した時点で戦うのは非常に危険。
炎に弱いという明確な弱点があるのがせめてもの救いか。
モンスターでありながら可憐な外見ゆえに人気は高く、「あるるん」という愛称で親しまれている。
触手持ちの女性型モンスターということでR-18的な意味で活躍することもしばしば…。
活躍の軌跡
世界樹の迷宮&新・世界樹の迷宮
クエスト「華は無慈悲な森の女王」にて登場。
第2階層「原始ノ大密林」の奥地にある小部屋で、少女の声を真似て冒険者をおびき寄せていた。
図鑑ではモリビトの突然変異種とされているが、同胞よりも浅い階層にいる理由は作中では語られない。
クエスト名の元ネタはロバート・A・ハインラインのSF小説『月は無慈悲な夜の女王』だと思われる。
小部屋までの道のりは毒の沼地(ダメージ床)で埋め尽くされているため、辿り着くのは一苦労。
特に『世界樹の迷宮』ではダメージ軽減手段が無く、文字通り血反吐を吐きながら進むことになる。
スキルの中では全体雷属性攻撃+頭封じの「ライトニング」と即死攻撃の「スパイダーリリィ」、
そして全体に即死以外の状態異常をランダムで付与する「太古の呪粉」が特に厄介。
自身のHPが半分以下に減ると単体攻撃+HP吸収の「ヴァンパイアキッス」も使い始める。
迷宮の4層の住人であるモリビトの特別変異らしいが詳細は不明。
『新・世界樹の迷宮』では他のモンスターと同様に3Dモデル化し、ファンを大いに沸かせた。
強さも格段にアップし、高レベルでも行動パターンを理解していないとhageること請け合いである。
世界樹の迷宮3
クエスト「海の果てから来た怪物」にて登場。
アーマンの宿の息子のペンフレンドが住む町で、「緑死病」という奇病の毒をばら撒いていた。
一度は討伐されかけるが交易船を乗っ取って海都アーモロードに上陸、多数の一般人や衛兵を死傷させた後に迷宮内へと逃亡し、王家にとって聖域でもある第5階層「白亜ノ森」に潜伏して養生している。
エトリアに居たものと同種かどうかは不明。
相変わらず凶悪な強さで、本編クリア前に戦える敵の中では最も手強いであろう相手。
スキルも氷属性+スタン付与の「フロストスマイル」が全体攻撃になるなど強化が図られている。
「太古の呪粉」は特定のターンに必ず使用する仕様になり、この点では対処がやりやすくなった。
ただし本作からサブクラスが導入されたため、フルドーピングされた熟練のシノビ(特に回避特化型のアンドロ/シノビ)にかかれば、一撃も被弾することなくあっさり撃破できたりもする。
同時期に出現するクエストFOEのイソギンチャク、クラーケンと併せて「アモロ三触手」と呼ぶ人もいるとか。
(ただし、触手っぽいモノをドロップするのはクラーケンのみ)
イラスト
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