概要
※ネタバレがあるので閲覧注意
デイビットと主人公が初めて対面したのは、2部4章第11節。そのときデイビットはペペロンチーノと会話するのみで、主人公のことは一瞥するのみであった。
しかし2部5章後半にてキリシュタリアの「『相手がどれほど強大であろうと諦めず、絶望を呑み込んで立ち上がる。恐れを消さず、模索を忘れず、希望を捨てず。ーーーその上で自分を疑わず。人類の未来なんてものを背負わされた上で、戦い抜いたマスターがいた』」「まさしく、デイビットが話した通りだ」という台詞があり、主人公の本質を見抜き高く評価していたことが判明する。
2度目の対面は、2部7章第6節。デイビットの真意はわからないが、彼は後に主人公達の助けとなる物を大量に押し付けてくる。
2部7章後編で「人理焼却から未来を取り戻した。それは誇れるものだ」「『2017年までの人類の正義』という視点において、君たちは最高のスタッフだ」「オレもヴォーダイムも、そこは絶対に否定しない」「……やはりな。マスターとして戦うなら、そちらが上か」「ノウム・カルデアか。いい名称だよ」というデイビットの台詞があり、主人公とカルデアスタッフを認め、評価しているのを窺い知ることができる。
上記の情報から、敵として対峙したものの、デイビット自身は主人公を「マスターとして」「一人の人間として」高く評価していると推測できる。
デイビットは「人は善いことをしたがるものだ」という父親の言葉を己の行動原理にしているため、その命題を体現したかのような善性を持った平凡な人間である主人公に対して琴線に触れるものがあるのかもしれない。
またデイビットと主人公には一見すると共通はないように見えるが、
- 魔術師ではない家系の生まれ
- 元々はごく普通の少年/少女だった
- ある日を境に常人ならばとても耐えることができない重い運命を背負うことになる(主人公は世界・デイビットは個人という大きな差があるが、彼の身の上を考えるならば充分に重いものである)
- 重い運命を背負いながらも屈しない精神的な強さを持つ
- やり方こそ違うが、自分なりの善行を成すために行動している
- 義務のためではなく、「やりたいことをやっているだけ」という考え方を持つ
など、意外と共通点が多い。
テスカトリポカからもデイビットと主人公は「同じ穴の狢」と言われている。
在り方は正反対ではあるものの、境遇としては意外にも似た者同士であり、そこにロマンスを感じられるCPである。
デイビットは10歳頃から一日の出来事を5分しか記憶できない体質になった。そのため、「肉体年齢はデイビットの方が年上だが、精神年齢はぐだ子の方が年上。ならば概念おねショタでは」と捉える人もいる。