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本記事では重要用語である「スピリア」について解説する。





以下ネタバレ注意編集

スピリア

セントラルで蔓延しつつある新種の薬物。記憶溶剤と言われる。

強い依存性と精神や肉体を崩壊させる副作用がある。




正式名称は流動性思念結晶体。

その正体は人の記憶を物質化したもので、摂取することでその記憶を体験することが出来る。


成人の記憶から精製されたスピリアを10歳以下の幼い子供に投与してから記憶情報を抜くと高純度のスピリアが精製される。

そのためスピリアの原料として、各地で多くの子供たちが誘拐された。

子供たちは沢山の記憶を詰め込まれ搾り取られたことで大半は「ヌケガラ」となり廃棄処分されていったが、特殊な情動特性を持った子供は沢山の記憶を入れられても自分自身を保っていた。そのため彼らはより多くのスピリアが投与され、体の殆どがスピリアに変異し、マインドによる強い攻撃でしか死ねない、不死に近い体になってしまう。








教会上層部の一部は裏でスピリアに関与しており、秘密に近づいた者は司祭でも抹殺して悪事を押し付けようとしたり、何も知らない教会関係者にスピリア絡みの事件を解決させて信頼を得ようと画策していた。

教皇たちがスピリアを量産し蔓延させていた理由については「典型的な信者の思念パターンを持つスピリアを世界中にばらまくことで世界を教会の信者だけにして、この世を神の楽園へと再生させようとしていた」と語られている。

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