CV:英・パジェット・ブリュースター / 日・岡村明美
概要
ドナルド・ダックの(双子とも)兄妹にして、ヒューイ・デューイ・ルーイの母。
ちなみにダックテイルズ日本語版では姉と設定されたが、海外ではそもそも兄・弟、姉・妹といった概念が希薄なため『Sister』(後から生まれたので妹であることが後に判明し、姉にしたのも日本語スタッフの設定ミスであることも判明した)。
かつてはダンベラ・ダックという名称が一般的(短編映画の三つ子デビュー回で使用された名前)だったが、元よりデラ・ダックという名称も併用されていた。
そしてダックテイルズ出演時には記事の通り「デラ」という名前が使用された。今後もこれが基本路線になるかは不明だがこの作品では本名のダンベラという名前が好きではないことが明かされ、デラはニックネームと思われる。
家系図などが発表されたときからその存在は明かされていたが、基本的なエピソードは初出となる2014年に80周年記念として発表されたコミックス(オランダ)において固められた。
後のダックテイルズでもこの過去エピソードが基本の骨組みとして使用されている。コミックスの設定はあくまで独自路線が多いディズニーにおいても珍しめな例である。
基本設定
三つ子の母親として設定されているキャラクター。しかしそれまでは名前だけで、アニメでの初登場は2017年のダックテイルズ、コミックスでも本格的に描かれたのは2014年と、活躍し始めたのは比較的最近のキャラクター。短編においては書き置き一つでドナルドに息子を預けっぱなしにしていることから、育児放棄疑惑がかけられるほどだった。
コミックスでは金髪が特徴的なビジュアル。ダックテイルズ版では他のダックファミリーと同じく頭頂の羽毛に着色はせず、アクティブなデザインとなった。
同コミックスによると職業は飛行士で、宇宙進出を目指して旅立ったが、点火したミサイルの威力が強すぎて機体が暴走し、宇宙の彼方へ飛んでいってしまった。
地球に帰れなくなったデラは、ルートヴィヒ・フォン・ドレイク教授の作った高性能の通信機でかろうじて連絡を取りつつ、地球への帰還を望んでいる状態である。
ちなみにドナルドに預けた時点では幼子だったという設定。
ダックテイルズ(リブート版)
物語のキーパーソンとして登場。先の設定を継承した内容になっている。
デラはかつてスクルージやドナルドとともに世界各地を探検する冒険家であった。コスチュームが冒険家風味なのはそのためである。
やがて宇宙進出を夢見るようになったデラは、子供が卵から孵らないうちにスクルージが完成させたロケットを使用して宇宙へ飛び立ってしまう。
しかしロケットに異常が発生し、スクルージと連絡が取れないまま消息不明となり、それを気に病んだスクルージは資材を投げ売って彼女の捜索に尽力。結果、経営陣からストップがかかる羽目になった。
これ以降、スクルージは家族というものにトラウマめいたものを持つようになり、ドナルドを含めた親族と距離を置く原因となった。
すぐに怒る所や頑固な面は兄のドナルドに酷似している。彼女の場合洒落にならない結果となったが、運がないのもある意味家系なのかもしれない。
シーズン1の最終回では、遭難先で自らの技術力を駆使して地球のテレビ番組を鑑賞し、自身の子供達がすくすくと育っていることを知る。
実は事故で月に墜落していたことが発覚、機械の下敷きになった片足を失うも、自分で義足を制作し、その後はダックバーグに戻るため自力でロケットを改修する。