概要
新聞コミックがデビュー作品で、後に『ドナルドの腕白教育(Donald's Nephews)』でスクリーンデビューを果たす。
ドナルドダックの双子の妹デラ・ダック(本名はダンベラでダックテイルズでは、スタッフの勘違いで姉という設定になっている)の子供たちでアヒルの三つ子。
一部作品を除いて見た目や声の違いがなく、着てる服の色が赤がヒューイ、青がデューイ、緑がルーイ。
デラが三つ子の面倒を見られなくなる事情ができたため、ドナルドやスクルージに預けられるという作品が多い。
イタズラ好きでドナルドの言うことを聞かないため、短編作品ではいつもドナルドを怒らせている、ドナルドに危害を加える相手役のような存在。ドナルドも遠慮なくやり返したり、時には大人気なくもドナルドの方からふっかける事も少なくないが、それに怒った三つ子に逆襲されるというパターンが多い。
しかしドナルドのことを嫌っているわけではなく、好きな相手だからこそむしろちょっかいを出しているということが多く、ハウス・オブ・マウスではヘマばかりするグーフィーに対して、「ドナルドおじさんと大違い」とドナルドを引き合いに出してなじる等、話によってはドナルドを尊敬している節を見せる他、ダックテイルズ、クワック・パック等ではドナルドを普通に慕い、良好な関係を築いている事も少なく、自分達のマシンを勝手に使ったことを怒りながらも危害を加えようとする相手を見つけると助けようとするなど3人のドナルドへの想いがよく分かる。
『ドナルドの誕生日』ではなんとかドナルドに葉巻をプレゼントしようとしていたが、日頃のイタズラが仇となり、「子供のくせに葉巻を吸いたがっている」とドナルドに勘違いされて厳しいお仕置きを受け、真実を知ったドナルドが罪悪感で萎縮するという救われないエピソードもある。
三人とも料理が非常に得意であり、東京ディズニーランドのトゥーンタウンにあるグッドタイムカフェは、スクルージから援助してもらって三人がやっているカフェという設定である。
基本的な性格はヒューイはお調子者のリーダー格、デューイは神経質な頭脳派、ルーイは天然で想像力豊かとなっている。クワック・パックでは新たにヒューイは自惚れ屋、デューイはより計算高く、ルーイはスポーツマン故のおバカキャラになっている。
ダックテイルズではヒューイは生真面目で几帳面な優等生、デューイは目立ちがり屋の向こう見ずトラブルメーカー、ルーイはちゃっかり者で何でも楽したがるお調子者と上記の3人とは別人に近い設定に変わっている。
ちなみにドナルドのガールフレンドであるデイジーダックにも、メイ・ジュン・エイプリルという三つ子姉妹の姪っ子がいるのだが、両者は今のところ映像作品で共演した事は無く、『三人の騎士の伝説』では彼女達にポジションを奪われてしまった。
声優
時期によって声変わりとして声優が変わるキャラクターの一人。一般的にオリジナル版は一人三役であり、他作品で声優が変わってもそれは作品の設定年齢などが関係している。日本語版もそれに準じている。
原語版
ドナルドダックと同じクラレンス・“ダッキー”・ナッシュが担当したが、ドナルドと違い1965年を最後に降板、というより三つ子との共演作がほとんどなくなってしまい、結果ドナルド一本に絞るようになる。以降は複数人が担当していた時期があったが、詳細は不明。
その後はドナルドの二代目を引き継いだトニー・アンセルモが一時引き継ぐ。なおクラレンスもトニーも1人で4役もこなしていた。
ダックテイルズ(わんぱくダック夢冒険)からミニー・マウス役でお馴染みのルシー・テイラーが一部を引き継ぎ、作品ごとに分担している。他作品は以下の通り。
- クワック・パック
- ヒューイ:ジェニー・イライアス
- デューイ:パメラ・シーガル
- ルーイ:エリザベス・デイリー
- ダックテイルズ(リブート版)
- ヒューイ:ダニー・プディ
- デューイ:ベン・シュワルツ
- ルーイ:ボビー・モイニハン
日本語版
現在の公式日本語版ボイス担当は坂本千夏である。しかしそれ以外の作品は全て別に役が割り当てられている。なお、氏は三つ子をトーンの違いで演じ分けており、デューイは2人より声が低くルーイは2人より声が甲高い。
過去のディズニー外での販売・展開作品では複数人が担当し、先の通り原語版でキャスト変更が行われた場合はそれに合わせている。
- わんぱくダック夢冒険版吹き替え