バク(キャプテン・アース)
ばく
CV:豊永利行
人工知能パックの発案を元に開発した人型生命体「デザイナーズチャイルド」をアバター(分身体)として、地球侵攻を狙う機械生命体「キルトガング」で組織された「遊星歯車装置」のメンバーの一人。
正式名は「バグベア」。
緑髪をオールバックにし、鍛え上げられた肉体を持った少年。モコのテレパシーキスにより遊星歯車装置として覚醒した。
当初は奴隷市場に売られていたが、麻野田組の娘のクミコに引き取られ、麻野田組の援助で学校に通う側ら、横浜の非合法な地下闘技場で無敗のチャンピオンとして闘っていた。自分を救ってくれたクミコに深い恩義を抱いており、彼女だけはなんとしても守りたいと願っていたが、「マグス号事件尾ばれる事件で、クミコが父の人身売買の行為に終止符を打とうと爆弾で麻野田組のクルーザー「マグス号」を組員全員諸共爆破させるも、自身も巻き込まれて死亡し、クミコに生き続けてほしいと願った結果、自身のシンギュラリティでクミコを含め、組全員が再生させた。
しかし、地下闘技場に乱入したアマラにより自身の過去の記憶の一部を思い出し、さらに自身が覚醒する事でシンギュラリティを消えてしまう恐れを持ち、本能的にテレパシーキスを拒絶した。
しかし、クミコを人質に仲間に引き入れようとするアマラと自身を目障りとする麻野田組のNo.2の狩屋ハルヒコにより窮地を追い込まれ、クミコは彼を庇って撃たれ、その際に自分が死んだという真実に気づき、モコのテレパシーキスにより覚醒すると同時に自分をもう解放してほしいとバクに告げて消えてしまい、クミコを失った絶望から自暴自棄となって遊星歯車装置に合流、ダイチと交戦するも敗北する。
寡黙な性格で、他のメンバーの中で、唯一性格は変化していない人物である。
シンギュラリティは物体を壊れる前の状態に戻す「再生」であるが、死者を完全に蘇生させることはできず、死者が死を自覚すると同時に蘇っていた者も含めて光の粒子となって消滅する。
自分を救ってくれたクミコに深い恩義を抱いており、その境遇から自ら悪夢を食らうと思うようになった。また、彼女の形見を持ち、自分以外のメンバーでもさらわせない。