バルログ(洞窟物語)
どうくつものがたりのばるろぐ
バルログとは洞窟物語に登場するキャラクターである。魔物なのか機械なのかよくわからない箱のような姿をしており、作中では魔女のミザリーとコンビを組んでドクターの手下として仕えている。ゲーム序盤にプレイヤーの前に登場し、その後もゲーム終盤まで、主要キャラの一人としてストーリーに絡み続ける。会話の後に姿をくらますことの多いミザリーと違い、バルログは会話後にそのまま戦闘に突入することが多く、ゲーム中の最初のボス戦は他でもないバルログとの対決である。以降もストーリーの進行の中で繰り返しプレイヤーと再戦する。最初の戦いの際はジャンプしながらこちらに突っ込んでくるという脳筋っぽい単純な行動パターンだが、再戦のたびに段々と多彩かつ巧妙な攻撃を仕掛けてくるようになり、物語の終盤までプレイヤーの好敵手として立ちはだかることになる。
四角い箱に手足が生えたような何とも喩えがたい姿をしている。足は短く体形はほぼ一頭身である。手は三角形の翼のようになっており、一応空を飛べるようだ。他人を頭上に乗せて飛ぶ場面もあるものの、飛行能力は高くなく手をジタバタさせて苦しそうに飛行している。
正面には顔があり、大きく見開いた目と、猫目のような縦長の瞳が特徴で、独特な愛嬌がある。顔には両目に掛るように縦方向のオレンジ色の模様が2本入っている。いかつい体格に似合わず、表情豊かでひょうきんな性格。一人称は「ボク」で軽妙な感じの話し方をする。
登場するときは「ヘーイ!」の掛け声とともに空から降ってくるのが恒例。また、主人公とのやり取りの後、ミザリーが面倒事をバルログに押し付けて自身だけ先に転送魔法で姿をくらまし、取り残されたバルログが主人公との戦闘に突入するのがお約束の流れになっている。
作中ではほとんどミザリーとともに行動しているが、ミザリーに「アイツの鼻とアタマは犬並み」と軽口を叩かれたり、面倒事(主人公との戦闘)を押し付けられる場面もあり、ミザリーの高慢な態度に不満を漏らす一方で彼女の身を案じる場面もあり、ミザリーのことを慕いつつ尻に敷かれている様子も窺える。
『バルログのテーマ』というBGMがあり、彼が登場する場面ではよく耳にすることになる。
また、バルログと同じ形をした色違い(全体的に黒色で目が紅い)のボスキャラも登場するが、バルログとの関係性は不明