概要
人間の脳を模倣した人工知能(電脳)を持つアンドロイド。人間同様に赤ん坊の知能から何年もかけて成長することで人格が形成され、人間と同レベルの知能しか持たず、感情的になったり非合理的な行動をとることもある。身体能力も人間と同レベルに収まるように設定されており、かつてはマシン系のボディが主流だったが、生物工学で作られた赤ん坊から成長して老人となるバイオ系のボディに切り替わっている。瞳孔が横長の楕円形のため人間と見分けることが可能。ボディを交換して若返ることも可能だが、電脳内のプログラムに寿命が設定されており老化したAIは徐々に動作不良を起こして人間同様に死んでしまう。人格のコピーによるバックアップ作成や他の電脳への複製は技術的には可能だが、重犯罪として禁止されている。
人権を持ち、人間との間で恋愛や結婚なども可能。作中の時代では人口の1割がヒューマノイドとなっている。ただし性欲はあるが生殖能力は持たないため、子どもを得るためには人間の養子を引き取るか、超高度AIに申請して新たに生まれたヒューマノイドの赤ん坊を授かることになる。
作品世界にはヒューマノイドとは別に、人間やヒューマノイドに奉仕する道具としてプログラムされたAIを持つ「ロボット」も存在するが、あくまでも商品として扱われており人権はない。