概要
西洋医学、東洋医学に続いて新たに生まれた歌で病気やけがを治す「音声医学」を行う医者。
劇中においては、西洋・東洋医学に続く「第三の医学」として、音声医学が認知されており、その治療を行う者を『ヒーラー』と呼称。
その歌を用い、傷を処置する他、患者の精神を安定させる事も行う。
また、外科手術を行う際にも、患者に対しても歌を聞かせる事で心穏やかにして、患者本人の持つ治癒力を高め、手術を成功させる確立を高めている。
執刀医にもその歌を聞かせる事で、長時間の執刀に疲労する執刀医の精神も癒し、患者とともにメンタルケアをして貢献している。
癒しの空間
ヒーラーは歌を歌う事で、ヒーラー、及びヒーラーの素質を持つ者のみが認識できる『癒しの空間』のイメージを展開する事が可能。これはヒーラー本人のイメージの力によって、様々な光景となって現れる。
大抵は、穏やかな風が吹き、草木が生え、煌めく光に溢れる、美しくも静かな自然の風景が浮かぶ。そして患者の患部などは、黒く汚れた岩場や、邪に光る石や岩など、不安げなものとして現れる。
ヒーラーを志す者は、このイメージ力を鍛える事も必須であり、様々な音楽のみならず、絵画や文化的な芸術作品に親しみ、訓練している。
また、当然ながら歌唱能力の鍛錬も必須。この能力を磨くために、音楽・歌唱の知識や技術も学び身に付けなければならない。
資格
ヒーラーの能力および資格は、医師のそれと同じ重要さを有しており、見習いの時点ではヒーラーの歌を用いた治療行為は禁じられている。これは緊急時における治療目的でも同様であり、正式なヒーラーが同席し、許可を与えない限りは違法行為とみなされる。
ただし、「ヒーラーの歌を聞かせて、落ち着かせた」程度ならばその限りではない。また、当然ながら、非医療行為目的でヒーラーの歌を聞かせるのも違法行為。
資格を得るためには、ヒーラーの素質がある者が正式なヒーラーの下に見習いとして就き、医療技術及び技術を学んだ後、資格試験を受けて合格する必要がある。
合格の後に、C級ヒーラーとしての資格が与えられ、ヒーラーとして活動する事が可能になる。
