違いを痛感する静観の理解者
はじめに
当記事ではボスエネミーとしてのビナーの解説を行う。
ストーリー上でどういった存在であるか知りたい場合はデカグラマトンの項目を参照。
概要
防御タイプ | 重装甲 |
---|---|
攻撃属性 | 貫通 |
登場地形 | 市街地・屋外 |
サイズ | 超大型 |
ブルーアーカイブのゲーム内コンテンツである総力戦に登場するボスエネミーのうちの一体であり、記念すべき初の総力戦ボス。
蛇と鯨が合わさったような超巨大な外観が特徴。難易度INSANE以上ではオレンジ色に淡く発光しているほか、ボディの一部に模様が増えている。
専用BGM名は『Endless Carnival』。桁違いの巨体を有するビナーには不釣り合いと捉えられてもおかしくない神秘的なメロディーが印象的だが、意外にもマッチしており高い人気を誇る。
戦闘解説
使用スキル
スキル名 | 概要 |
---|---|
アツィルトの光 | 直線上にビームを放つ。シールドと無敵以外では回避不能 |
大道の劫火 | フィールド上のユニット4体に対しミサイルで攻撃 |
浄化の嵐 | アクティブゲージMAXで使用。砂嵐で全体攻撃を行う |
吹き荒れる砂塵 | INSANE以上限定のパッシブ。常にこちらの命中値が20%、安定率が50%減少される |
- 全難易度共通
制限時間は3分。フェーズ数は3。
最大の特徴として非常に防御力が高い点が挙げられる。
そのためマキやアカネといった強力な防御デバフ持ちの生徒を編成しないとロクにダメージが通らず苦戦は必至となる。
また、攻撃力も総力戦ボスの中ではかなり高めであり、早々に決着をつけるか対策を施さないといとも簡単に全滅させられる。
- 難易度EXTREME以下
防御力の高さに反して体力は低めであるため、とにかくデバフで弱体化させて強力な一撃を叩き込む速戦即決戦法が有効。
行動に関してはタイミングが固定されている『浄化の嵐』以外は完全ランダムであるため、威力が低い上にモーションが長い『アツィルトの光』を連発してくれるとおいしい。
フェーズ2移行後はアクティブゲージが蓄積されるようになり、これがMAXになると全体攻撃である『浄化の嵐』を放ってくる。ダメージが非常に大きい上に食らうと防御デバフを付与されてしまうため、発動前に仕留めたいところ。
- 難易度INSANE
こちらに常にデバフを付与するパッシブ『吹き荒れる砂塵』が追加され、一部生徒の攻撃が必中ではなくなってしまった。
とはいえ一部の高回避ボスに比べればまだ優しいほうではあるので、そこまで神経質にはならなくて良い。
問題は行動パターンの変化。EXTREME以下ではランダムだったものがINSANEからは「通常攻撃→アツィルトの光→通常攻撃→アツィルトの光→通常攻撃→大道の劫火」をワンセットとする固定行動に変化しており、厄介な攻撃である『大道の劫火』が無対策だと確実に受けてしまうことになる。
現状最も有効とされている対策方法は『大道の劫火』の発動タイミングに合わせてグロッキー状態にすること。また、攻撃速度デバフが悪さをするのかアイリのノーマルスキルがレベル7以上だと『大道の劫火』を使用しなくなるため、グロッキーによる対策が難しい場合は採用を検討してみると良い。
依然として体力は低めであるため、デバフを叩きこんでさっさと沈めてしまうのが良いだろう。
- 難易度TORMENT
ビナー覚醒。
まずINSANEまでの弱点であった体力の低さが大幅に補強され、なんと2300万と防御力込みで考えると総力戦ボスの中でもトップクラスの耐久力を誇るように。
また『アツィルトの光』が威力上昇&発射後15秒間ダメージエリア形成と凄まじい強化が施され、ボーナス行動と揶揄されていたのが一転して『大道の劫火』をも超える危険行動と化した。
更に『浄化の嵐』がフェーズ1から使われるようになり、『吹き荒れる砂塵』に攻撃速度デバフ無効化が追加されたことでアイリを使ったミサイル対策もできなくなってしまった。
総じて高耐久高火力となかなかにチートじみたトンデモボスに生まれ変わっており、TORMENT実装時の初撃破報告は脅威の20凸以上と歴戦の猛者達ですら悲鳴を上げたほど。
現在では開拓が進み2凸での突破が可能にはなっているものの、生半可な育成度合いでは到底攻略できない難易度であることには変わりないためTORMENT最難関との呼び声は高い。
評価
全難易度を通して攻撃力が高いため油断するとあっという間に全滅させられるものの、搦め手を殆ど用いず正々堂々と挑んでくることからシンプルながらも奥深い戦闘が楽しめるためユーザー達の間ではかなり好評。
要求される生徒もアタッカー以外だとデバフ役であるアカネとマキくらいであり、両者とも入手難易度が低くそういった点も高評価。
総じて総力戦ボスの中では非常に御しやすく、「ビナーくん」なる愛称で親しまれているほど。難易度TORMENTに関してもその規格外の強さ故に「ビナーさん」と呼ばれ畏怖の対象となっている一方で歯ごたえのある戦闘が楽しめるとこちらも敬遠されることは少ない。
一方で総力戦の醍醐味であるランキングを視野に入れた場合は話が変わってくる。
幅広い層が高難易度を突破しやすいということは即ちランキング争いが熾烈なものになることと同義であり、最上位のプラチナ入賞を目指すならTORMENTの突破かINSANEのTAは必須となる。特にINSANE以下はランキングの密度が凄まじいことになっており、たった数秒のタイム差で4桁規模の順位変動が起こるなんてことはザラ。
このためランキング勢にとってはライバルが激増するためにある意味では最難関ボスとして恐れられているとかいないとか。