概要
エビやカニ等、ナイフやフォークだけで食べるのが難しく、手を使わざるを得ない料理で使われる、指を洗うための道具。
裏を返せば、この道具が出された際は、「手で食べてもいい」というサインでもある。
一見すると水の入ったコップにも見えるため、知識が無いと間違えて飲んでしまう人もいる。
消臭等のためか、レモンや花が添えられているものもあったりする。
女王とフィンガーボウル
前述のフィンガーボウルを間違えて飲んでしまったことに関する逸話。
女王が主宰するパーティーにて、客の一人がフィンガーボウルの使用法を知らず、中の水を飲んでしまった。
すると女王は、咄嗟に自分もフィンガーボウルの水を飲み、主宰者として「客に恥をかかせまい」と配慮したという逸話。
道徳の教科書にも採用されている、「マナーとは何か」を問う話となっている。
だが、「女王」がヴィクトリア女王だったり、果ては主宰者がエドワード8世やビスマルクだったりと、多くの人物で似たような逸話が残されており、誰が最初なのかは明らかになっていない。
関連タグ
高校生クイズ:第18回(1998年開催)にてとある生徒がフィンガーボウルの中の水を飲み失格になった。