概要
製品、システムで故障・異常が発生した際、それによる損害を最小限に抑えるべく、正常に稼働する部位でシステムを可能な限り安全な状態に遷移させるのが基本となる。
フェールセーフ思想はシステムをいかに故障させないかではなく、故障やエラーは必ず起こるものとし、それに対する予防措置としての設計を行うことが特徴。
具体的な手法は製品や設計者によって異なるが、国際規格やそれに準じて制定された各国の法律である程度搭載が義務付けられている分野・領域は多い。特に故障時に人命が関わる可能性の高いシステムにはフェールセーフを始めとした様々な安全措置の採用が義務付けられていることが多い。