CV:上田麗奈
概要
『白聖女と黒牧師』の登場人物。
物語が始まる10年前、西の街で「慈愛の聖女」としてあがめられた少女。故人。
聖女として信仰の対象となったが、彼女を管理する資産家には「人」としてはあつかわれずに彼女が医者に診せれば治るはずの病気にかかったおりには、
「聖女様が病気にかかるわけがない」と、言われて、
死去に至るまで利用されつづけた。
西の街の有力者として知られたオルドリッジ家はこの現状を快く思っていなかった。
オルドリッジ家の令嬢・ヘーゼリッタは彼女になつき、彼女の兄・ギーゼルベルトもフレデリカを何度も資産家の屋敷からつれだして逃げようとしたが、オルドリッジ家の立場が悪くなることを理由に彼女から断られた。
フレデリカの病状が深刻化するなか、ギーゼベルトは聖女を虐待する事実を教会に密告したが、資産家に幽閉され、救いだせたのは病状がどうしようもなく悪化してからだった。
その事実はへーゼリッタとギーゼベルトの悔いとなって2人を苦しませつづけたが、聖女・セシリアの力によって、フレデリカもヘーゼリッタとギーゼベルトを大事に思い、2人に「聖女の加護」をかけていることが判明した。