概要
プルルームとは、MMO「Master of Epic」に登場するペットの一種である。
開いた状態の魔導書に、デフォルメされた小さな女の子が座っているデザイン。
正式名称は「エレメンタル プルルーム」であるが、Pixiv内およびゲーム内外では「プルルーム」呼びが一般的であるため、こちらを記事とした。
また「ロリっ子+魔導書(グリモア)」から転じて「ロリモア」というあだ名もある。
プロフィール
魔導書に宿る精霊であり、魔導書を開いてそこに座る形の、妖精サイズの女の子の姿で現れる。
プレイヤーの後ろにふよふよと浮かんでついてくる姿が愛らしい。
性能としても、実装当時は極めて貴重だった「飛行型の回復ペット」であり、更に同作初の「ボイス付きで喋るペット」でもあったため、高い人気を博した。
ちなみに本体はあくまで魔導書の方らしく、うっかり死亡させてしまうと少女の姿が消え、一冊の本が無造作に地面に転がるだけ、という物悲しい姿になってしまう。
しかし一方で、通常攻撃はその「たぶん本体」である魔導書を、念力?で相手にむかって投げつける、という豪快なモノになっている。
後述の「好きな物」と合わせ、意外とパワータイプの幼女である。
(*性能傾向としてはあくまで純粋な魔法ヒーラータイプ)
入手方法
普通にガチャで引き当てる方法の他、装備アイテムのひとつである「グリモワール」を精錬強化していくと、最終的にプルルームが出現してペット可できる、という方法がある。
ただし後者の方法はアイテムロストの可能性も含む(課金要素で回避は出来る)かなりマゾい方法であり、ガチャとどちらがマシかは議論の的だった。
現在では、定期的なガチャ景品として「任意のペットを選んで取得できるチケット」などがあるため、わざわざ後者の方法で入手するプレイヤーはいないと思われる。
バリエーション
MasterofEpicのペットには、特定のアイテムを与えることでアナザーバージョンに変化するペットが何種類かいるが、プルルームはこの方式を導入した最初期のペットであり、基本バージョンを含めて5種類のパターンがいる。
さらに各種類ごとに性格が異なり、喋るボイスも全く違う、というぜいたくな仕様だったりする。
MoEが特に勢いのあったころに作られたペットだけあり、実装から十年以上経った現在においてもここまで豪華なのはプルルームのみである。
各種の特徴は、大まかには以下の通り
- プルルーム : デフォ形態。茶髪、無邪気かつ素直。プレイヤーへの呼びかけは「ご主人様」
- フラウ : 金髪、ツンデレお嬢様。プレイヤーへの呼びかけは「貴方」
- ローセウム : ピンク髪、元気なボクっ子。プレイヤーへの呼びかけは「マスター」
- アトルーム : 黒髪、クール系。プレイヤーへの呼びかけは「あなた」
- アールブム : 白髪、気弱キャラ。プレイヤーへの呼びかけは「マスター」
名前は、ラテン語の、それぞれの髪色に関連した語を元ネタにしている模様。
肉食系…?
MoEのペットには「食べ物の好き嫌い」という概念があり、与えたものによって忠誠度が上下する。これがプルルームたちの場合、「好きなもの」は以下のように設定されている。
「食べ物」
「飲み物」
「紙」
「肉食物」
まず「食べ物」と「飲み物」は、見た目が女の子であることから、当然理解できる。
「紙」も、本体が魔導書であることを考えると何となく理解できる。
しかし「肉食物」とはいったい……
ゲーム未プレイ勢にはピンとこない区分けであろうから答えを言ってしまえば、
「肉食物」とは「何らかの生物の生肉と、それに塩ふって焼いただけのモノ」の総称である。
幼女の見た目で塩ふって焼いただけの肉をガッツリいくのもかなりのギャップだが、あろうことか、生でもイケてしまうのである。
あまつさえ、ローセウムに至ってはこれらの餌の中で「大好物」として設定されているのが肉食物だったりする
とかく、プルルームたちの外見からするとパラメータの設定ミスすら疑いたくなる好物であるが、
・同時期に実装された美少女ペット「フィニュ」は、逆に「肉食物が嫌い」と設定されてる
・ペットの好き嫌いには定期的に見直し・修正が入ったりするが、プルルームは登場後十年以上を経ても変わっていない
などの傍証から、どうやら明確に「肉食物好き」の設定であるらしいことが窺える。
なぜ魔導書の精霊が生肉好きなのかは、永遠の謎である。
ちなみに生肉は現地調達が容易な餌であるためお財布やストレージを圧迫せず、駆け出しテイマーにとっては助かる好物だったりもする。