概要
カラシン目キノドン科の魚で銀色の体に大きく裂けた口と長い牙が特徴という近縁種を除いてほかのカラシンとも違う独特の体型や形質を持つ。
南米のアマゾン川やオリノコ川に生息している。名前のペーシュは魚、カショーロは犬という意味である。
餌は生きた魚で頭をやや下げて泳ぎながら獲物に接近、名前の由来にもなった長い牙を下から突き刺すようにして捕食する。
頭部も長い牙を頭部に収められるように進化しており、上顎にナイフの鞘のような役割をする穴が開いている。
ただ、長い牙故に獲物が大きめだと暴れられた際に折れてしまうこともあるようだが
暫くすればまた生えてくるようである。
英語ではその長い牙を吸血鬼になぞらえてヴァンパイアフィッシュとも呼ぶ。
同じカラシンの仲間であるピラニアとも違ったその独特の姿からアクアリウムでも
人気の種なのだが人工飼料に餌付くことは稀なのと見た目に反して臆病な為他の魚にいじめられやすく、飼育は意外と難しい。
また、野性下では1m前後とかなり大きくなる魚のようだがどういうわけか飼育下ではあまり大きくならず、40㎝いけばいい方。