※この項目はアニメ第9話のネタバレが含まれています。該当話未視聴の方はブラウザバックされるか、ネタバレ覚悟の上、御覧ください。
「私には…果たすべき使命がある!!」
「マリアでは……ない!!」
「私は、何もわかっていなかった」
CV:日笠陽子
概要
マリスがサタンマリアのシールで天魔合神した姿。後述の通り、合神前でもサタンマリアの能力を行使することはできたが、これまで前線での戦いを避けてきた。
しかし、幾度となく退けようと追ってくるフェニックスに雪山まで追い詰められ、満身創痍となった挙げ句に助けられる状況となったことに加えて、シールを持ちさられそうになったことから意を決して合神した姿を見せた。
戦闘力はヘッドロココシールで合神したフェニックスと互角で、油断していたとはいえ作中で初めてフェニックスにダメージを与え、ヘッドロココのシールを剥がすしたことからもかなりの実力の持ち主であることがうかがえる。
また、彼から「マリア」と呼ばれることに対して強い不快感を示しており、最初は苛立つ程度であったが再度、同じように「マリア」と呼ばれた際には激昂して広範囲攻撃を展開した。
また、マリアにならなくても超念魔を扱うことが可能。実際に悪魔シールを介して使用することで乗り物や動物を操ったり、他者を別の動物や貼り付けたシールの悪魔に変化させるといった芸当をやってのけた。まさに初期悪魔ヘッドの因子を持つにふさわしい人物と言える。
考察
作中の回想からあるヘッドのシールから「シールを集めよ」という声が聞こえた描写がある。この事からマリス(マリア)の目的は該当のヘッドの思惑に対して、何か思い当たることがあったからがゆえの行動だと推測される。
また、「こんな姿、私であるものか…」と呟いたことから、もしかしたらサタンマリアとしての合神を望んでいない可能性があり、9話最後のセリフから過去の結末(聖魔和合)やフェニックスと再会した事実に対して何かしら後悔や恐怖心が生まれた可能性も考えられる。
余談
物語開始当初からマリス(マリア)がサタンマリアの因子を持つ人物だと予想する声が多かったが、9話でようやく確定となった。しかしながら、8話までの言動から髪型以外にも以下の伏線が張られていたので、ビックリマンシリーズの知識を持つ人ならどこかしらのタイミングで確信を得いていたのではないだろうか。
- フェニックスとはお互いに視線を向ける描写が何度かあった
- アリババに対して気にかけているような素振りを見せている
- 動物や乗り物に悪魔のシールを貼り付けて操ることができる
- 本人が持つ因子とは関係のない悪魔のシールを貼り付けて別の物に変化させる
- 因子を持たない人物に悪魔のシールを貼り付けてその悪魔へ強制的に変身させる
そして、第9話でフェニックスは初対面の時点でマリスがサタンマリアの因子を持つものだと確信したことが明かされた。やはり恋仲であった者の因子を持つが故、だろうか。このため、かつてキャラクター原案者が手掛けた作品のような描写がある一方で脳が混乱する設定もあるため、中々に複雑と言える。
更に、マリアとしての側面が登場する9話から日笠陽子がマリアとして歌う「祈り」が後期エンディングテーマとして流れることになった。
マリス役の小西克幸と二人一役を演じることなった日笠氏は演じるに当たって以下のコメントを公式サイトで発表している。
「幼少期に兄やその友人達がビックリマンシールを集めていて、絶大な人気があった事は知っていました。今回出演させて頂ける事、またご縁が深い小西さんとニコイチの役どころを演じられる事が非常に嬉しかったです。
小西さんから世界観やキャラクターのお話を聞かせてもらいながらアフレコに臨みました。
熱量が高く、全員出し惜しみなくお芝居をしていたので、是非物語の最後までご覧頂ければ幸いです!」
なお、役柄上パートナーとなる小西氏は斉藤壮馬と共に最終話までの台本を渡されている。その為、小西の演技プランに合わせないといけないので上記のような状況でアフレコに臨まないといけないキャラクターとなっている。