BIKKURI-MEN
これが、令和のビックリマン。
概要
2023年秋アニメとして、TOKYOMXおよびBS朝日で放送された、「ビックリマンシリーズ」の完全新作アニメ。全12話。
キャラクター原案(キャラクターデザイン)は「シャーマンキング」(SHAMAN KING)原作の武井宏之が担当。
アニメーション制作はシンエイ動画とレスプリ。
これまでは「悪魔VS天使」などの世界観をベースにアニメ化をしていたが、本作は現実時代が舞台でありながらもビックリマンシールが完売するほど熱狂な人気を持ち、シールを巡る、2件のコンビニで争いを繰り広げる様子が描かれている。
また、「悪魔VS天使」シリーズのストーリーや登場人物など、ビックリマンを知らない視聴者や初心者でも分りやすいように説明する場面もある。
一見、ギャグの入った明るい雰囲気だが、一部、登場人物たちの重い過去を背負っているなどシリアスな描写も描かれている。
ちなみに、発表自体は2023年4月1日のエイプリルフールに行われたため、こちらも一種のネタなのではないか、と言われていた(同日にはビーストウォーズやゾイドとのコラボもアナウンスしている)。後に事実だという事が判明し、正式アナウンスされる事に。
あらすじ
完全新作オリジナルストーリー、
これが令和のビックリマン!
ヤマト王子や聖フェニックスが現代に転生!?
若神子がシールを巡り相対、
これが新たな聖魔大戦か!?
ビックリマンシールを愛する者にとって、シールの価値は絶対。 輸送の際には現金輸送車ばりに厳重に運ばれ、一年前には“ビックリマンシール三億枚事件”と呼ばれる窃盗事件も起こった。
宅配バイトに励む高校生のヤマトは、ある日、シールを巡る戦いに巻き込まれる。 フェニックス店長のコンビニ・エンジェルマートはキラシールが出やすいことで有名で、ビックリマンファンはもちろん、向かいのコンビニ・デビルストアを拠点とする者たちも狙っていた。
敵味方に分かれた、かつての仲間。
運命の戦いが今始まる!!
登場人物
関連動画
武井先生の原案イラストを使用したティザーPV
PV第二弾
天聖合神PV
キャラクターPV
天聖合神
上記のPVを見てもらえば分かる通り、自分と同じ因子を持つビックリマンシールを体に貼ると天聖合神を起こし、シールに描かれた格好のメカを身に纏って戦闘力も高まり、合身した姿で戦うバトル物の作品である様だ……ってそのまんま甲縛式オーバーソウルじゃねえか!(天聖合神PV公開の後の公式サイトにキャラクターデザイン原案として紹介されていた武井宏之先生にメカニック原案も担当している事がこっそりと追記されたのだった)合神する際に肌に直接ビックリマンシールを貼らなければならないらしく、ほとんどのキャラが脱ぐ。その時に切なそうな顔をするのは貴重なシールを剥がすのが勿体ないかららしい。貼る位置もキャラごとに違う。シールを剥がされると合神が解かれてしまいそのシールはもう二度と使えなくなる。その為、服を引き裂いてでも肌から剥がそうとする敵も存在する。ビックリメンが深夜アニメになった原因じゃ…尚、悪魔シールの場合は天魔合神と呼ぶ。
漫画版
11月10日に週刊コロコロコミック(Web版)にて公式スピンオフ漫画「ビックリメン バトルロワイヤル」を連載する予定もアナウスされた。作者はあきの実。
…なのだが、あらすじが「ヤマトたちが新年の夜に見た初夢で限定・激レアのビックリマンシールを目当てにレース会場へ姿を現す」というちょっと何言ってるか分からない情報しか出ていない為、連載開始が待たれる。
そして連載が始まったが、第1話の内容が「ウルトラヘッドシールを封じ込めたと言われる地下迷宮をヤマト達が探検する」という始まりだった。あらすじの意味とは…
更にアニメ版第6話で登場したメイドン天使4人をメインにした「ビックリメン 私立メイドン女学院」も同時に連載開始されていた。作者は今田ユウキ。
余談
- 雑誌の「昭和50年男 vol.024」にて特集され、月見里智弘監督へのインタビューによると最初は若い世代にも広く共感を得られるテーマで進めてキャラクターをフィーチャーした学園ドラマ的な方向で考え、キャラクター原案を武井宏之先生にオファーし話し合いをする段階になった時に武井宏之先生が「ビックリマンという世代問わず熱狂しているものが題材なのに、学校にすると狭くなってもったいない。今の時代ならコンビニやショッピングモールのほうが、世代を超えてみんな集まる場所なんじゃないか」と意見した事で出来上がっていた構成を書き直し、二つのコンビニを中心とした世界観や設定に生まれ変わったという。その為か旧ビックリマンでは同年代だった若神子たちが小学生、高校生、マフィアのボスの息子、コンビニの常連客、工場の営業課長などの肩書きを持ち年齢差の幅が広がっている。
- 同じく雑誌の「月刊Newtype」のインタビュー記事によるとキャラクターデザイン原案担当の武井宏之先生への発注の資料に「基本全員イケメンでお願いします」と大きく太字で書いてスタッフ全員の共通認識にしたとの事。(ん?おっさんもいるって?彼は中身がイケメンの設定なのだ)
- 同じく「numan」によるスタッフインタビュー記事によれば、プロデューサーの清水香梨子はヤマト、ジャック、牛若を演じる声優3名には視聴者と同じ目線で物語の歩みを進めていってほしいという意図から敢えて次のアフレコ台本しか渡さないようにしており、逆にフェニックスやマリスといった大人組を演じる声優には最終話の分までまとめて渡していると明かしている。その為、主役3人はフレッシュフレッシュに感じながら演技してもらう狙いがある一方、大人組は最終地点から逆算した演技設計を求められている。
- ビックリメン放送タイミングにもビックリマンチョコの方はリリースされ、「天使が悪魔になっちゃった」シリーズも発売されている。ただし、こちらはエリア限定先行発売と言う形がとられた。後に関東地方でも先行発売されたビックリマンはあったのだが、こちらの方は前クール(2クールなので、秋も継続放送中)の呪術廻戦マンと言う展開になった。目撃情報と言う意味ではにじさんじマン(第1弾)もあるが…。
関連タグ
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