概要
『ビックリマン』シリーズの登場人物で『ビックリマン 悪魔vs天使シール』シリーズの登場キャラクター。
超聖神の使命を受けて、物語の舞台となる表層界を創造した神。超聖神にかわり、源層界と表層界(曼聖羅とエズフィト以外)を治めている。また、スーパーゼウスとブラックゼウスの創造主(母)である。
普段は表層界より上位の、古い世代のヘッドの出身地でもある源層界に住んでいるが、ある目的の為に表層界に干渉していた。
『旧ビックリマン』では後半に登場し、愛然かぐやと共にアンドロココを誕生させた。
『新ビックリマン』では、異聖メディアと聖神ナディアの別離と確執がすべての引き金となったことが明かされている。
かつて聖神ナディアは源層界で異聖メディアと共に超聖神に仕えていた。その頃の名前は【ナーディ】で、メディー(当時の異聖メディアの名前)を姉のように慕い、姉妹のように仲が良かった。
しかし、超聖神からメディーが求婚されたことで2人の関係は一変する。メディーはナーディも超聖神が好きだと知っていたため、その後ろめたさからナーディと距離を置いてしまい、理由が分からないナーディは苦悩する。
そんな中、ナーディが管理する聖火界の命の実が聖火山の噴火で絶滅の危機に陥る。噴火を鎮めて命の実を助けるには、メディーの司る聖水を使うしかなかったが、聖水は蓮の花のつぼみ(超聖神とメディーの赤ちゃん)を守るために必要であり、聖水を分け与えることは蓮の花のつぼみを死なせてしまうことを意味した。そのため、メディーは命の実よりも我が子を守ることを優先してナーディを助けようとしなかった。結局、ピア・マルコたちの活躍で噴火は収まり、超聖神の力で死んだと思われた命の実たちも助かった。
この一件でメディーは超聖神の怒りを買って、源層界を追放されてしまう。追放されたメディーは、超聖神から源層界を任されて聖神ナディアとなったナーディを恨んだ。
だが、追放されたメディーたちのために曼聖羅を用意したのはナーディだった。「あなただけを不幸にすることなんて私にできるはずないじゃない」と追放されたメディーを案じたナーディは自分の力を使って極寒と荒廃の地・曼聖羅を温暖な気候に変えたが、すべてのパワーを使い果たし、老婆の姿になってしまった。そのため、聖神としての権威も体力もかつてのように強大ではなくなってしまった。
聖神ナディアが曼聖羅の恩人であることを突き止めた聖梵ミロクによって誤解は解かれ、異聖メディアと和解した。