ゲームシステム
「我が幸せを子供たちへ」をモットーにしたOfficialGameParadisoによるFPS(FanPlayShooting)ゲーム
愛称は「ミチコ」
20を超える愉快なヒーローと、豊富な武器やそれぞれのスキルを用いてミルクサイド、チョコサイドにわかれ様々なルールで戦うゲーム。早い話荒野行動とスプラトゥーンを足したようなルール。標準を合わせるだけで自動射撃する要素もあるため、FPS初心者でもそれなりに楽しめるだろう。
その一方でバトルロワイヤルでは2人用プレイもあるが、チームがランダムな点や、スキル能力による運、アニメ調のグラフィックもあって、ガチのFPS目当てや、美しい画面でプレイしたい人には向いていない。
だが、その単純明快なルールや愛嬌のあるキャラクター(開発者によれば水滴がモチーフのようだ。ミルクはまだしも、チョコの水滴とは一体…?)等わかりやすい要素もあり、スマホFPS業界ではそれなりの知名度を誇る。
課金要素はあるが、広告やログインボーナスでわずかながら獲得でき、換金アイテムの役割だけでなく、衣装やアクセサリーも買える。
また広告を見ない限り、モバイルゲームではよくある試合一回ごとに自動的に広告が入る事がないため割とその点はストレスフリーである。
LINEスタンプも発売中でありキャラのかわいい一面が見られる。
アップデート
- 2019年夏
ミルクチョコ界に大きな変化を与えるアップデートが行われた。ミルクチョコreloadedにより。一部キャラに時間経過で回復するバリアーが適用された。今までのプレースタイルに慣れている人からは不満の声もあったが、典型的な最強カスタムが繁栄していたが為に導入された苦肉の策という事で、キャラの特徴を生かしやすい点ではより磨きがかかった。
- 2021年1月
「スターリーグ」という新ルールが追加。
ロビーのBGMやリザルト画面も一新され、他には新コスチュームや勝利・敗北時のモーション等も追加された。
- 2022年12月
これまでのUIやキャラアイコンなどのデザインが大きく変更され、新マップの追加やロビーのフィールド化が行われた。ロビーマップでは戦闘ができない代わりに、キルされる心配なく試合前に様々なプレイヤーと交流する事ができる。
- 2023年1月末
ロビーマップが拡張されて温泉エリアが開放され、また撮影モードや風船などのちょっとした遊び要素も追加された。風船は実際に空を飛ぶ事ができる(勿論試合で用いる事はできない)。また、キャラクターにプロフィールや性格などが設定され、キャラクター性が付与された。
あらすじ
⚪「ミルク入れよ!!」
⚫「チョコ入れよ!!」
👧「なんだこれ…いらない…」
⚪⚫「!?」
⚪「お前がチョコ入れたからだろ!」
⚫「いやお前のミルク多すぎんだろ!」
⚪⚫「…………」
⚪⚫「決闘じゃあぁぁぁ!」
おそらくこんな状況だったと思われる。
要するに、しょうもない喧嘩から始まったことである(とはいえ彼らにとってはきのこの山vsたけのこの里のような自らのプライドを賭けた勝負なのかもしれない)。
またなぜそこに女の子がいたのか?そしてこいつらの存在は何なのか?
ミルクチョコは謎の多いゲームである。
…と思われたが後述の製作者による話で大まかなストーリーが明らかになった(実際このストーリーとほぼ変わらないが。)
他機種展開
- 2018年4月1日
この日、ミルクチョコSwitch版開発予定と見られる画像が公開。当時はエイプリルフールということもあって(また画面に操作ボタンがあることもあってか)ミチコファンから嘘であるといわれ、結局ないことになった。
しかし1年半後の2019年10月2日…
なんとニンテンドースイッチで配信が実現。荒野行動やフォートナイトなどの人気FPS・TPSゲームと肩を並べるように(なるかもしれない)。
スマホ版と同じヒーローやマップに加え、新キャラや新コスチューム、1人用モードなどが追加される予定。
配信日は2019年10月10日。
無料のスマホ版と比べるとお値段は3500円と元が無料ゲームという点を考慮すると高いが、特典で1000ダイヤ&全キャラ解放の特典がついてくる。
またswitch限定として「エイムアシスト」が追加。これにより「switch勢が有利」と呼ばれる事態に(尤も近接戦闘が苦手というスティック操作特有の問題を補う為の処置ではあるが)。
追加された当初はオートエイムとほぼ同等のぶっ壊れ性能だったが、後のアップデートで下方修正された。
- 2021年12月24日
公式Twitterが新たなプラットフォームとしてSteam版をリリースする事を発表。
それに合わせてアップデートが行われ、新キャラクターやマップが追加された。
Steam版はこちら。
武器
メイン武器とサブ武器、手榴弾の3つを使う。スナイパー以外は基本標準が合えば自動発射。
キルレも適用され、Lv制のため一定のレベル以上で自らのクランも作れる。
メイン武器として
- 連射、移動速度が平均のアサルトライフル(略してAR)
- 威力と射程は控えめだが軽量で連射力が高いサブマシンガン(SM)
- スコープを覗くことで1発が高威力の弾を撃つスナイパーライフル(砂またはSR)
- 連射力は低いが全発当てれば高威力のショットガン(SG)
- ダメージのブレが少なくそこそこの威力を持つクロスボウ(CB)
- 基本性能はARと同じだが装弾数が多いライトマシンガン(LMG)
の6種類がある。
この内LMGに分類される武器は1つだけとなっている。
サブ武器は、拳銃と近接武器がある。
手榴弾には壁で爆発したり目くらまし効果を与えるものもある。
もちろん同じ類でも武器によって威力、移動速度、サイト(スコープ)の有無もあるため、世間で最強と言われる武器でもヒーローによっては使いづらいものもあり、数千コインと値段が張るのでよく考えて選ぼう。
コスチューム
課金アイテムのダイヤモンドで買う事でキャラに装備できる。
コスチュームは頭、体、背中の3つのカテゴリーに分類され、またバリエーションも豊富なのでオシャレを楽しむのもこのゲームの醍醐味(?)の一つでもある。
装備しても別にステータスに影響はないが、物によっては敵に見つかりやすくなる場合もあり得るため注意が必要。一方で使い方によっては相手側に成り済ます事もできる(例:ミルク側のインビシブルの場合、黒いコスチュームを着てチョコ側に扮装する)。
基本ルール
他のFPS、TPSと同じデュアルタッチを採用していて左が移動、右が視点変更となる。
敵に照準さえ合えば自動発射のため銃撃ボタンはほぼ使わない(後で設定で変更できる)。
ジャンプもできるがキャラや武器によって大幅に変わる。
倒されると「ウィッキッキュ!」の断末魔とともに相手のデータ(名前、カスタム、キルレ)がわかる。リスポーン時間は8秒で好きなタイミングで復帰可能。
ただし後述のデスマップやバトロワ以外ではそこまでキルは関係なく、勝利にどれだけ貢献したかによってMVPなども決められる。前述の通り通常ルールは某イカゲーに近いため、大量キルしてもMVPにはなれないのだ。
クラン
5000ゴールド払う事で自作のクランを作成できる。それ以外では他のクランに申請して入る事ができる。クラン所属者限定で販売される武器やコスチュームはクランゴールドを使う事で解放できる(ただし解放にはそれに加えて一定のクランレベルに達している事が条件)。1試合で稼げるコインは少なく、かつ自らクランを作るとなると、値段は非常に高いため手に入れるまでの道のりは果てしなく長いが、代わりに手に入るクラン武器はどれも強力な物ばかり。
クランに入ると、他のクラン同士で戦うクランマッチで遊んだりできるなどゲームプレイの幅が広がるので興味のある人は入ってみよう。
Bot
試合などで人数が十分に集まらなかったりする場合に数合わせの為に投入されるAIのプレイヤー。決められたルートを延々と歩き続けるという単純な動きなので比較的倒しやすくキル稼ぎに最適だが、戦闘中に乱入してきたり遠距離から倒されたりする事もよくある為(特にSMGやSG、SRを持っていた場合)地味に邪魔な存在でもある。
積極的に攻撃する事は無く、死に掛けとなろうが構わず前進を続けるためミルク運びなどでは知らない内にミルクを取り尽くされる...なんて事も珍しくない。一方でその仕様を利用して囮として活用する戦法もある。
Botは試合にプレイヤーが途中参加すると参加した人数の分途中で消滅する。バトロワの時には投入されず、親善試合では数の調整ができる。またそのBotがいくらキルを取ったりミルク運びなどで勝利に貢献しても結果発表時に経験値が反映されない。
またBotには通常のオンライン対戦ではそれぞれ「赤井林檎」や「Agent Smith」「Santos」など様々な名前がランダムに付けられている(同じ名前のBOTが2体以上いる事も珍しくない)。ただし親善試合では「BOT_1」など名前の代わりに番号が振られている。
多彩なマップ
制限時間は6分間でその間に目標条件を達成し、勝負を決める。
活躍に応じてexpとゴールドが貰える。
以下対戦形式
- アサルトマップ(広場/プール)
ステージ端にある瓶に牛乳もしくはチョコをポンピング(対象物に接触)することで詰め込む。両チームいると貯められないため敵の配置と動き方の先読みが大切。ルートは正規、近道と2通りあるためキャラによって攻略の差が出やすい。ミルク瓶に10回ミルクを貯めたチームの勝利。
青い足場はショートカットになるが落下死に注意。また1番高い柱はエアーの独壇場になりやすい。
アップデートにより新しいマップが追加。南国をイメージしたマップとなっている。こちらはミルク瓶ではなくステージ中央のプールに10回水を貯めると勝利。ただし高低差が激しくプール内は遮蔽物が無いので袋叩きにされやすい為注意。
屋根の上からプールを一望できるため、スナイパーライフルなどで狙うも良し。(敵からも丸見えだが。)
- エスコートマップ
自陣のリスポーン地点から出てくるカタツムリを守りつつ反対側のゴールに入れる。敵のカタツムリは倒すことが可能。
マップの中心には木があり、エアーやゴーストなど一部のキャラが登れる。リスポーン地点右側の足場は芋スポットではあるが、敵からも丸見えな為、過信は禁物。木とフィールドの隙間を狙うテクニックも存在する。
4匹入れると勝ちだったが、アップデートで変更され4体の体力ゲージの合計で多い方が勝利となった。そのため4体到着までゲームが終了せず、経験値やゴールド稼ぎには不向き。
アップデートで落下死するようになったため、隅を渡る時は気をつけよう。
アップデートにより新マップが追加。お菓子の家をモチーフとしたマップであり、カタツムリのコースが上下2層に渡るようになり、より立体的な戦い方ができるようになった。
こちらでは従来の4匹入れるルールが復活し、やはり試合時間は長引きがちになる。
- ミルク運び
敵陣にあるミルク4本を持ってきて、自分の陣地にある瓶に入れる。フィールドは横から見るとひし形のような立体に足場が配置されており、上ルートと下ルートどちらを通るかで勝敗が分かれることもある。
構造上高低差が激しく、また障害物も比較的少ないステージな為SRやエアーなどの武器やキャラを選ぶとより戦いやすい。またゴーストやインビジブル、ミオキャット、ホイールレッグ、スウィニーなど移動スキル、透明といったキャラはミルクを運ぶ上では大いに役立つ。防衛戦では不可視の爆弾を牛乳に仕掛けるクリームや広範囲をキャノンでカバーするケログ、敵が登ってくる時に先読みで撃って倒すデスペラードを使うとより有利になる。
勝利に4本入れる必要は無いため、数に差があれば上を陣取ったり、自陣地でガン待ちも悪くない。
先にミルクを4本入れるか、時間内に多く入れたチームの勝利。
アップデートで新マップが追加。雪原をイメージした広々としたマップとなっている。こちらでも上下2ルートはしっかりと存在しており、地上ルートか上空の雲ルートに分かれている。特に雲ルートの足場は半透明である為こちらの動きが丸見えになっている事に注意(相手側も同様だが)。
- キルデビル
迷宮の様々なところに出現する的を倒す。15個撃破で勝利だが、的は3秒ほどで爆発し、諸に受けると体力200以下のキャラは確定でデスしてしまう為注意。なお、的による死はスコアに影響しない。
しかしこの的の仕様が不評だったのか、アップデートで出現時間が3秒から6秒に延長され、また時間切れになっても爆発しなくなった。
全体的にマップは狭く乱戦になりやすい。その為SGやインビジブル、ブレード、ボマー、アイアンなどリーチを詰めたり接近戦に強い武器やキャラを選んだりするとより戦いやすい。
(スナイパーは隠れる場所がほぼないため手間取ってると標的になるので注意。)
的を破壊する手段を封じるエレクトリックや開けたフィールドを利用しスキルで一網打尽できるデスペラードやランチャー、先読みクリームやケログも悪くないだろう。
全フィールド共通だが壁があっても手榴弾の爆風は貫通する。そのため銃撃戦に集中しすぎて手榴弾が投げられたことに気づきにくい。
そのため適当にポイポイ投げてて思わず撃破なんてことも。(メイン、サブ、手榴弾でキルの称号はここが1番取りやすい)
- アイスバング
所謂氷鬼。体力が無くなると凍りつく。身動きは取れないが、方向転換は可能。自分1人だけになると素早さが上がる。リスポーンまでに、味方の銃弾を当て続ければ復活する。20キルで勝利だったが、アップデートにより標的を壊すものに変更した。そのためプレイヤーの中でも賛否が分かれる。敵をキルしても復活し返り討ちもあるので、敵を足止めしつつ、味方を助けることが大切。
上の足場はスナイパーがひしめき合いやすい。ジャンプ台で行けるのもそうなる理由の一つ。
暖かくなったため、最新のアップデートで溶けてしまった…つまり削除された(しかし親善試合などでは対戦可能)。
- デスマップ(倉庫/宇宙/荒野)
相手を20キルで勝利するという基本ルール。マップは倉庫と宇宙がある。落下死もデスにはいるので注意。
宇宙マップは上の足場の下が絶好の芋スポット。ただし横からだけでなく、上からも来れるため不意打ちのゴーストやインビジブルに注意。
後者のステージは広く、また高低差も激しいのでSRを使った方が戦いやすい。またランチャーなどの遠距離攻撃に特化したキャラを選ぶとより戦いやすい。
余談だが宇宙マップの浮島、倉庫マップのトンネルは芋る絶好のポイント(ただし敵からは丸見えの場合が多い)。
アップデートにより新たなマップが追加。荒野の岩山をモチーフとした物で、中央には岩山がある。岩山は複雑に入り組んでおりショットガンによる乱戦は必至。
中央上空には何か変な構造物が浮かんでおり、左右のジャンプ台から行く事ができる。またここは絶好のイモリスポット。しかし狭い上に目立つばかりか、ルートの関係上やたら大量のBotが集まってくるので長居には向かない。
- バトルロワイヤル(ソロ・デュオ)
最大100人から最後の一人を決める戦い。このルールのみ皆初めからミルク側でありチョコはダメージ軽減スーツとして出てくる。端のエリアにずっといるとエリアが燃え、消滅するので注意。死体をポンピングすることで、倒した敵から武器を奪ったり、倒れた仲間の蘇生に使える。
アップデートで人数に合わせてマップの大きさが調整されるようになった。
「あれ?なんか通った?」や「腹減ったなぁ、めしくれ」とか「スタートはよかったんだけどね、、」など順位によってかわるセリフも楽しい。何かのパロディやネタに走っているものもあるため時間があったら全てのセリフを見てみるのもいいかも。
1位のセリフはぜひ自分で確認して欲しい。
見たい人はこちら→バトルロワイヤル(ミルクチョコ)
- スターリーグ
新たに追加されたモード。ランキング形式で一日数時間おきに開催される。
こちらは通常の試合と同じルールやマップが使用されるが、死亡時のキャラ変更ができない(=最初に選んだキャラで最後まで戦い抜く必要がある)、味方と同一のキャラを選ぶ事ができない(=一人1キャラしか選べない)などの相違点がある。また途中退室するとペナルティを課され、繰り返すとスターリーグに参加できなくなるので注意。
試合に勝利するとスターコインと呼ばれるアイテムを手に入れる事ができ、限定のコスチュームを買う事ができる。
通常試合と比べてハードで競争が激しいモードだが、より高みを目指したい人は参加してみよう。
称号
キャラ別に称号があり達成でゴールドが貰える
比較的取りやすいもの
・連続してキル
・死なずに一定数殺す
・自分を倒した相手を殺す
・SR、ハンドガン、手榴弾で一定数殺す
・スキルを用いて一定数殺す
・初めて死ぬ
・ポイントを全部自分でとる
・ヘッドショットキル
難しいもの
・死なずに20キル(達成率驚異の2%)とはいえBOTだらけの過疎鯖では割と簡単に取れる
・試合終了までに誰もが死んでいる
・死なないかつ全ポイントを自分でとる
・試合を2分10秒以内に終わらせて勝利する
・敵味方誰も死ぬことなく勝利
・自分が死んでいる状態でキル
(死ぬ直前手榴弾を投げることや設置技などで可能)
・敵を一掃する
・MVP10連続
スキルごとにも称号がありそれらの難易度も高い(1試合で一定数キルしなければいけないためほとんど0%)ため、その称号を持っている人はそのヒーローを十分に使えていると言えるだろう。
愉快なヒーローたち
- 共通の特徴
・使っていく事にexpがたまりレベルが上がる
(LV0のひよこ→棒→V字→ダイヤ→歯車→星となり最高星5つ。白→オレンジと色が上がるため実質、白ダイヤ→橙ダイヤ→白ダイヤ2のようになる)
新キャラなどは、一応経験値が最低1万桁になるほどやり込めばランキングに入る可能性もある。(1試合の経験値は10〜20程のため1000試合以上こなす必要があるが。)
・衣装や武器はキャラごとに買う必要がある。
・「ういー」(キル時)「あいやー」(被ダメ時)「ごこー」(出撃時)などボイスが可愛い。
最初は6人しかいなかったが、アプデで少しずつ増え20人となった。
詳しくはヒーロー(ミルクチョコ)
ビハインドストーリー
2021年5月28日、YouTubeにミルクチョコ公式による制作秘話が語られた。
内容は長くなるので割愛するが、製作者による意外な裏話を聞くことが出来る。(日本語字幕対応済)
関連動画
関連イラスト