誘導
- 『ファイアーエムブレム 聖魔の光石』の登場人物→ミルラ
- 『アークナイツ』の登場キャラクター→ミルラ(アークナイツ)
概要
ミルラとは、アリノミウム元素を利用して開発した新型爆弾及びミサイルの名称。「悪を清める死の薬」を意味する。広範囲、高威力の被害をもたらし、使用後数時間は上空に赤いオーロラが現れる。
世界帝によって反逆国家やレジスタンスに対する粛清として利用された。世界帝府が滅びた後、世界連合によりミルラの永久放棄が宣言された。
(千銃士R講座 06 「ミルラ」より)
「千銃士」にて
核戦争跡地で発見された未知の鉱石・アリノミウム結晶(後に「赤い石」と呼ばれる鉱石)が核物質に変わる強力なエネルギー源である事が明らかになった後、世界帝ことアシュレー・サガンによって極秘裏に研究・開発され、世界帝に反抗する国家及びレジスタンスの拠点地域に投下された。
アシュレーの父である初代世界帝は、新型爆弾・ミルラの威力とその非人道性を目の当たりにし、自身の息子の急進的な思想に危機感を覚え、アシュレーの暗殺を指示した。
襲撃から一命を取り留めたアシュレーは、意趣返しとして父の暗殺を計画するも失敗してしまう。
しかし、この時にアシュレーに貴銃士のマスターとしての力が発現し、モーゼルを召銃することに成功。(後にアシュレーが得た貴銃士のマスターとしての力は「絶対非道」の力と判明する)
貴銃士のマスターとしての力を得たアシュレーは、機が熟するのを待つ為に敢えて獄に繋がれた。
3年の月日が流れ、アシュレーは義弟・フレデリックを人間爆弾とし、初代世界帝である父と国連軍の主要人物の多くを殺害した後に脱獄。
国連本部に赴いた彼は、事態を収束させて二代目の世界帝に即位した。
即位後の最初の仕事として、ミルラを利用したレジスタンスへの大粛清を敢行した。
レジスタンスのマスターが廃墟と化した故郷で奇跡の力を得るのはこの大粛清の最中であり、恭遠・グランバードが率いるレジスタンス支部に合流、貴銃士たちを召銃して世界帝軍と戦うのは、ここから更に2年後のことである。
「千銃士:Rhodoknight」にて
前作「千銃士」から7年後の世界では、世界連合によってミルラの永久放棄が宣言された。
しかし、ミルラの原料・アリノミウム結晶に宿る貴銃士を呼び起こせる奇跡の力は人類には抗しがたい魅力があり、世界各国でアリノミウム結晶がもたらす奇跡の力と貴銃士をこぞって求める者が絶えない。
ファン用語としての「ミルラ」
ファンの間では、公式アカウントから発表される開催イベントやグッズ、カフェなどのコラボ情報、イベント回想などで明らかになるマスターと貴銃士たちを取り巻く展開などを含む新規情報について「公式からミルラが投下された」というスラング的な言い回しがされている。
しかし、ミルラの兵器としての設定から、言い回しそのものやミルラを千銃士の二次創作作品内で取り扱う事について眉をひそめている人も居るということは留意されたい。
余談
名前の由来である「ミルラ(没薬/もつやく)」は、ムクロジ目カンラン科コンミフォラ属の各種樹木から分泌される赤褐色の植物性ゴム樹脂から抽出される香料で、古代エジプトではミイラを製作する際に防腐剤の一つとして用いられている。
作中でミルラという兵器の名称が「悪を清める死の薬」という意味を持つのは、これに由来するものと思われる。