概要
主に削り節や、かつお節を中心とする調味料を扱う食品メーカーで、「ヤマキ」は個人商店時代からの屋号であり、削り節ではトップシェアを誇る。
コーポレートスローガンは長年にわたり、「自然の味を大切にします。」を使用しているが、笑福亭鶴瓶がイメージキャラクターになった2011年4月以降は「いいだし、いい鰹節。」、さらに105周年を迎えた2022年以降は「鰹節屋・だし屋、ヤマキ。」も使われている。
『好き!すき!!魔女先生』、『新婚さんいらっしゃい!』、『芸能人格付けチェックスペシャル』 、『火曜ドラマ・逃げるは恥だが役に立つ』などの番組スポンサーも務めた。(2023年現在スポンサー番組はなし。)
略歴
1917年(大正6年)、海産物問屋を営んでいた先代・城戸豊吉が「城戸商店」として北山崎村(現在の伊予市)で創業。
1921年(大正10年)に、店舗を北山崎村から郡中村米湊(こみなと)に移転、工場を建設して削り機10台と附属機械を据えて操業を始めた。(1935年には工場を拡張。)
1930年(昭和5年)に予讃線が郡中(現在の伊予市駅)まで延びたのを契機に、それまでの船による輸送から鉄道による製品輸送へと転換、東京への販路を拡大。
太平洋戦争中に企業整備令により廃業したが、戦後1947年(昭和22年)に個人商店として再開。1950年(昭和25年)に株式会社へと組織変更、1971年(昭和46年)には現在のヤマキに社名変更。
2007年2月1日には、味の素と資本・業務提携契約を締結し、第三者割当増資の引き受けなどにより東証1部上場の味の素株式会社の持分法適用会社(33.4%出資)となり、味の素の子会社、株式会社かつお技術研究所に20%出資。
主な商品
ヤマキ 花かつお
ヤマキ めんつゆ(1979年発売のロングセラー)
ヤマキ だしの素
かつお節(徳一番、匠一番、味一番、かつお花割烹など)