概要
黄泉のツガイの登場キャラクターにして本作の主人公。
山奥の村で狩猟をする少年。村の本丸でお勤めをしている双子の妹のアサを大切にしている。数え年で17歳で、現代に照らし合わせると16歳。
戦闘力は高く、敵だと見据えた相手にはすさまじい殺気を放つ。銃火器を持った特殊部隊相手でも弓矢で対応した。
生まれが生まれゆえに現代文明に理解できずカルチャーショックを受ける場面にも度々遭遇するも、周囲からの雑な説明(例:自動車は中に馬が入っていてなんだかんだですごい速さで走る等)で納得してしまっている。
自然豊な東村で猟をしながら暮らしていたのだが突如として本物のアサを自称する眼帯の少女と彼女が引き連れていた特殊部隊が村を襲撃、成り行きで行商(本当は番小姓と呼ばれる工作員)のデラさんの手引きによって村の守り神である左右様がツガイになった。
デラさんと彼とコンビを組むハナのサポートで村を脱出、その中で自身が夜と昼を分かつ双子という伝承に登場する2人の内の一人であると、そして村を襲撃した少女が本物の妹で、これまでアサだと思っていた少女はユルを村に引き止めるための偽物だと知ったことで、真相を知るべく、10年ほど前にアサと共に村を脱走した両親を探すことを決意する。
能力
16歳という年齢ながら、一人で山に出入りできるほどの熟達した狩人。
特に弓の腕は達人と言って過言ではなく、夜の物陰に隠れた相手を正確に狙撃できる。
気配をたつ技術にも優れ、自分の位置を悟られることなく攻撃できるため、夜の戦場は彼の狩場と化す。
相手からしてみれば、どこから攻撃されるかわからない相手に常に狙われていることになるため、理不尽極まりない。
また、殺気を読むが非常に敏感であり敵意を持って自身に近づくものはすぐに察知できる。ただし、人間の善悪に殺気の有無で推し量る癖があり、それらを隠しながら近づく相手には隙を晒しやすいという弱点もある。
「封」の力
詳細不明。
「昼と夜を分つ双子」が持つ力の内、ユルは「封」の力を持つとされるが現在は未覚醒。
アサが「解」の力で物体を破壊していた所を見ると、逆に直す能力を持つのかもしれない