CV:高田祐司
人物像
2044年に深宇宙探査船「オデッセウス号」に乗り、深宇宙探査に飛び立った宇宙飛行士。
タクト・カネシロら宇宙を目指す青年達にとって憧れの存在であり、伝説的英雄。
任務中に超空間への入り口「ペンローズツイスターホール」と思われる特異点の調査に向かうが、これは当時行き詰まりを見せていた宇宙開発に於いて、開発局の予算確保の名目を得る為に敢行された、本来の想定に無い調査であり、地球への帰還確率を限りなく低くするミッションであった。
ユーリ達はミッションに乗り出すが、その結果オデッセウス号は遭難。ユーリもまた消息を絶ち帰らぬ人となった。
しかし、ユーリはオデッセウス号での任務に赴く前に妻クローカと些細な言い争いで不和を生じさせており、彼はもう逢えぬ妻にもう一度会いたいと強く願い、そして……。
関連項目
以下の内容には、アルジェントソーマのネタバレが含まれます。
宇宙空間で遭難し、救命ポッドで最後の時を過ごす彼は、ペンローズツイスターホールの先で人智の及ばない現象に遭遇する。
そして、その現象の最中にもう一度妻に会いたいと強く願った彼は、心を幾つにも切り刻まれ、巨大人型構造体「エイリアン」として地球の巡礼ポイント……妻と愛を育んだ我が家へ帰還する旅へ出たのである。
しかし、ユーリがエイリアンへと転じる際に記憶の大半は封印され、ただ「巡礼ポイントへ向かう」という本能だけで行動するようになる。更に、巨大な人型構造体の地球来訪は、地球の人々を恐怖へと落とし入れ、これが「第一次遭遇戦」と呼ばれる悲劇に繋がる結果となった。
更に悲劇的なのは、この第一次遭遇戦の最中にユーリの妻クローカが命を落とした事にあり、皮肉にも自らの帰還が妻の死を招いてしまったのである。
だが、そういった真実を彼らは知る由も無く、エイリアンは次々に地球へ到来、巡礼ポイントを目指していく。そして、人々は巡礼ポイントへのエイリアン到達が地球に対するカタストロフに発展するのではと仮定し、エイリアンの進行を防ぐべくフューネラルを設立、エイリアンの死体を転用したザルクの開発・配備を進め、これに対抗していくが……。