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概要編集

漫画『SAKAMOTODAYS』の四ツ村暁×神々廻のカップリング。


※この記事は『SAKAMOTODAYS』のネタバレを多く含みます


四ツ村がORDER時代の上司と部下。(原作11巻の予告ページでは師弟と表現)

同僚である南雲曰く現在の神々廻と大佛のような関係であり

当時はペアのように2人で仕事にあたっていたよう。

神々廻もよく任務に連れ回されてたと語っている。(原作9巻)



関係性編集

上司である四ツ村に対して神々廻はタメ口を使い、おっさん呼びをするなどかなり舐めくさった態度をとっている。それに対して四ツ村は特に咎めるようなことはせず、彼らの中で日常である関係性とうかがえる。当時四ツ村はかなり神々廻を信用しており殺し屋にとって弱点となる妻子を紹介し、自分になにかあったときは妻子を気にかけてくれとお願いしている程。その後も四ツ村の息子である周の練習を見守る四ツ村と神々廻も描かれており日常的に神々廻が四ツ村家と関わっていたと推測できる。


周の四ツ村と神々廻の関係性に関する発言編集

  • 「(神々廻に対して)いつも親父と一緒に居た」
  • 「(神々廻に対して)親父の右腕」
  • 「(神々廻は)ずっと親父と仲が良くて」
  • 「親父もあんた(神々廻)のことをすごく信用してた」

呼び方編集

四ツ村:神々廻/お前(さん)

神々廻:四ツ村さん/あんた


年齢編集

四ツ村:不明

神々廻:26歳


歴史編集


出会い編集

四ツ村が任務で抹殺する対象の会社らしき屋内で出会う。

おそらく神々廻も抹殺対象であったが(当時の神々廻の立場は不明 四ツ村曰くただのゴロツキ)

四ツ村は神々廻を殺さず逆に次の任務に同行するよう誘う。

言い換えれば四ツ村は神々廻の命の恩人であり、神々廻をORDERに引き入れた張本人。

このときのことを四ツ村は「拾った」と表現している。


別れ編集

現在から8年前、四ツ村が何者かにハメられ当時の会長暗殺犯として抹殺対象となる。

その刺客として神々廻は四ツ村と対峙した。

最初は神々廻も疑うも四ツ村に「敵を知りすぎるな」といなされてしまう。

刺客として遂行する神々廻であったがその任務は失敗し四ツ村に逃げられてしまった。


再会編集

原作78話において四ツ村がORDERを脱退して以来初めて2人が再会する。

諸々の事情により2人は京都で対決することになるのだが、

戦闘中の端々で師弟時代をうかがわせる小気味のいい会話が展開されており、

それぞれ「〜だろ?」「〜やろ」とお互いが以前に話していた内容を復唱できていることから

8年経ってもなお彼らは当時の会話を記憶しているという微笑ましい一面も見られる。


戦闘はハンマーを巧みに使い不意をついた神々廻の勝利。

四ツ村に致命傷を負わせる。

そこでの神々廻が放った台詞が


『あんたが敵になる度に、アンタを殺す理由を探すのはもう疲れたわ』


かなり遠回しであり四ツ村の意識が遠のく瞬間というなんとも神々廻らしい言い回しとタイミングだが、要約すると本心はあんたを殺したくなくてしょうがないといったところであろうか。

とんでもない告白を最後の最後にかましている。


四ツ村に致命傷を負わせた神々廻だが止めは刺せないまま「運試しや」と

川に投げ捨てた。これは瀕死の敵をわざと見逃したという殺連反逆罪で自分が抹殺対象になってしまう大問題であるが神々廻はこれをしてしまう。例え自分が抹殺対象になってしまう可能性があるとしても殺せない男が四ツ村暁なのだった。


-その後現在198話おいても2人の2度目の再会は未だ果たされていない-


あれこれ編集


編集

現在の神々廻の左顎の傷は8年前会長暗殺犯として追われた四ツ村が神々廻につけたものである。

そして京都編では逆に神々廻が四ツ村の口の左端に肉をえぐるレベルの傷をつける。

原作14巻ではその時の傷跡が残っており、結果お互いがお互いの顔へ傷跡を残しているのであった。


編集

京都編において四ツ村は神々廻の指を切り落とすという深手を負わせた。

その指が左手の薬指と小指というかなり推察しがいのある箇所なのだが、

その後義指のようなもので2本の指はカバーされてるものの殺し屋展編では完全に指が復活しており、高度な医療技術か作者による忘却かは定かではないがこの指切り落とされは現在まで引き継がれていない。


走馬灯編集

京都編にて四ツ村が神々廻に川へ投げ落とされた際に瀕死の四ツ村は過去の記憶を主観で思い出す。

そこでは息子と妻という四ツ村のかつての家族に挟まれ部下だったころの神々廻がピックアップされておりいかに四ツ村の中での神々廻が優先度の高い位置にいることが考えられる。ちなみにその時の神々廻は上司部下だった当時のひと場面で四ツ村がプルタブを開けた缶コーヒーを運転中の神々廻に手渡しており、四ツ村の優しい上司であったことが見て取れるコマである。


11巻カバー編集

京都編である11巻では神々廻が表紙を飾った。その神々廻が持つハンマーには四ツ村が映り込んでいる。2人の再会と対峙を飾る単行本表紙としてありがたく、素晴らしすぎるイラスト。

カバー裏では神々廻が表紙やしと気合いをいれホームセンターで新品のハンマーを買うのだがそれをニコニコ笑顔で四ツ村に見せており、四ツ村が褒めると「エエのん買うた」とご機嫌な返答をする平和な2人が見ることができる。


四ツ村家と神々廻編集


慈乃(妻)編集

四ツ村が神々廻に慈乃を紹介した際、慈乃は神々廻に対して初対面にもかかわらず首にナイフを当て早く帰れ(意訳)と嫌味を言う場面が見られる。それに対して神々廻もやんのかいコラとキレておりその帰りも四ツ村にアンタ女の趣味ヤバすぎやろと小言を垂れている。このことから少なくとも最初はお互い印象は少なくとも良くなかったことが考えられる。余談だが帰りの車内で四ツ村が妻の惚気を言うと神々廻は青筋を作り車を降りたがった。


周(息子)編集

初対面時は四ツ村に懐いていない周を茶化す程度で特に会話はないが、前述にもあるように公園のような場所で多節棍の練習をしている周を四ツ村が神々廻と共に見守る場面が描写されており紹介された日からその後も関わっていたと考えられる。8年後の京都では神々廻は四ツ村との会話上、周の年齢を覚えており8年も前に会わなくなった上司の息子の年齢をそんなすぐに言えるものだろうか…と疑問が残る場面である。


その後神々廻と周は殺し屋展編にて再会しており、神々廻は周の顔を見て瞬時に四ツ村の息子だと気づいた。神々廻は周のピンチの毎に柄にもなく隙を見せるほど意識を周に向けてしまっており、最終的には自分が致命傷を負ってまでも周を守っていた。四ツ村に言われた家族を気にかけてくれという言葉を律儀にも守り続けている神々廻の四ツ村愛がうかがえる。


また、「学校はどないしたん」「ちゃんと行かな」「あんな大人になったらあかん」と親のような目線で周と会話する神々廻に加え、敵の腕を斬った周に対しては「やんちゃやなーキミ あかんで」とこれまで作中で見たことないような嬉しそうな笑顔の神々廻が見られる。このことから神々廻はかなり周の保護者的立場の自覚が高めと推測できる。



ハイライト事変編集

原作161話では周に危険が及ばないように彼に四ツ村殺しの詳細を言わない神々廻が8年前自分を突き放した四ツ村と現在の自分が重なり、あの時自分が守られていたと自覚する。その際、神々廻の瞳に今まで描かれてこなかったハイライトが生まれた。四ツ村は自分を信用できず何も教えてくれなかったのではなくそれは庇護愛故の行動であったと気づいた神々廻の多大なる安堵と喜びが見て取れるコマであった。


絵画編集

18巻のおまけページでは神々廻が大佛に絵画の蘊蓄を語る際、「よう四ツ村さんが語っとったから…」と四ツ村の受け売りであることを吐露する。神々廻は当時の四ツ村の蘊蓄語りにアホくさと一蹴していたが8年経った現在でもこうして大佛に語れるほど記憶しており四ツ村の話をちゃんと聞いてたことが分かる微笑ましい一面が披露されている。また、このことから上司部下であった当時一緒に美術館に行き、そこで蘊蓄を語られていた可能性も推察できる。


料理編集

ジャンフェス2023の作者Q&Aでは作中で1番料理が上手いのは四ツ村と言われておりフランス料理でもなんでも作れるそう。それに対し神々廻は好物のラーメンに加え、小説版では様々な店を食べて回るグルメであると描かれており2人の趣味が合致しそうな未来が期待される。

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