概要
仮想現実大型規模人数オンラインRPG「リアデイル」。
プレイヤー数 数千万人の超人気オンラインゲーム。
しかし、運営がかなりおおざっぱである為それをよくネタにされてもいる。
その一例として、
- 『スキルマスター』の称号(スキル数四千個もある中(その後もデザイナーの意向により増え続けたが)、魔法技能マジックスキルが千五百個と、技術技能クラフトスキルが二千五百個を修めた者に与えられる称号)を持つプレーヤーに『他のプレイヤーに対し、自由にスキル譲渡の為の特殊アイテムの発行ができる権限』を与えたところ、乞食がわきその結果スキルマスターの一人がノイローゼとなり退会してしまう始末。その対策として運営はスキルマスターにNPCのスキル譲渡クエストの一部をやらせるという方法で対処している。
- 初期デザイナーの“NPCの名前を考えるのが面倒になった”、というとんでもない要求が通った前代未聞の、使用済みサブキャラクターをNPCとして運営に提供する「里子システム」を発表し、以後NPCの作成をプレーヤーに丸投げする。
- プレーヤーが増えすぎた事により、監視が行き届かなくなった為トッププレーヤーに制限付き管理者権限を発行し、管理者代行をさせる。
- 【真実の鏡】というアイテムが存在するのだが、そのアイテムは『――あるイベントで配布されたアイテムであり、それ以外では役に立たない――』というものでVRMMORPGの中で「ソードアート・オンライン」をもしたと思われるイベントをするなどある意味チャレンジャーな事を行っている。
等々色々やらかしている。
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以下、Web版によるネタバレ
上記のように色々と大型MMORPGとしては穴があるのだが、それもそのはず、実はリアデイルは事故で体が不自由になってしまった「各務 桂菜(かがみ けいな)=ケーナ」の為だけに作られるはずだった仮想空間であり、大人数での運用は元々想定していなかった。
しかし、そのリアデイルの企画者が企画書を持って桂菜の祖父の「鏡 優次(かがみ ゆうじ)」に協力を仰ごうとしたが、答えは一時保留。その後企画者に無断で「鏡財閥」を母体にした子会社による『VRMMORPGリアデイル』としての企画が始まり、優次は企画者に桂菜に使用させる条件としてオンラインゲーム企画会社を発足させることを強要したという。
最初に企画書を見た優次の部下が密かに手を回しており、優次と企画者が気付いた時にはβ版から正式稼動に漕ぎつけていた状態でもはや止めることができなかったため、渋々ながらそれを了承するしかなかった模様。
(因みに二人揃って部下に出し抜かれた事をケーナに詳細を伏せて仕事の愚痴として話していた模様)
当初の名残だと思われるものとして、リアデイルの通貨の一つである『水晶貨』には、各務家の家紋が描かれている。
「ゲーム中に死者が出た」という噂が立ったことで親会社から圧力がかかり、桂菜が死亡して約半年後の大晦日にサービスが終了することになった。
しかし、サービスが終了したのには全く別の理由があった。