リゼットの処方箋 ~記憶の本と揺れる天秤~
概要
人の心の中に立ち入る事が出来る不思議な道具ーーレクレドールを持つ主人公の少女
リゼット・シルヴェール。リゼットは人語を話す黒猫ゲーテと共に、一度掛かると二度と目覚
める事のないと言われる奇病眠り病の治療をしながら旅をしていた。
そんな旅の道中、リゼット一行は長い道が続く森を抜け出す事が出来ないでいた。
遂には食料が底を突き、困り果てていたリゼットだったが、森の奥で一つのパンを、
そしてその傍らで眠り病となり倒れている一人の少年を見つける。
食べ物を見つけるやいなや、なんとリゼットは少年ものと思しきパンを食べてしまった!
食べてしまったパンを引き換えに、眠り病から少年を救うため。
少年の精神世界へと入っていくリゼット。そこで彼女が見たものとはー
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