概要
「さくらぷりん」が3年くらい時間かけて開発したホラーエロRPG。DL専売だったが発売から1年後にはパッケージ版が発売。
ファミコンの名作ホラー『スウィートホーム』のオマージュに溢れている。
タダのオマージュに終わることなく、同サークルの過去作以上の歯応え有るゲーム性に、8bitモードによる音楽やドット絵が中々おどろおどろしいが、完全18禁ゆえに恐怖描写は元ネタ以上のR-18Gに相当するかもしれないので苦手な方は注意!
極限状態で芽生えるエロに中々自由度の高いカップリング機能が搭載されていて、ホモ(デフォルトではoff)とレズに女を寝取られたり男を寝取ったり、挙句の果てにバージョンアップでハーレムまで追加され、乱れ舞う女体男体に血しぶきまで乱れ飛ぶ中々カオスなエロゲーである。
また製作期間から作りこみ具合も半端ではなく、凄まじい数のミニイベントが存在しており、全てのイベントを完全に網羅しようとすると膨大な時間が必要となってくる。
イベントCGは8bit風ドット絵とフルカラーのイラストが両方収録されており、切り替え可能。
アダルトアニメ化が決定された。【死と隣り合わせの極限状態での狂化や個性豊かな登場人物達の恋愛模様】等を主題としたエロティックホラーなOVAとなったものの、一作品のみで中止となったが、後に「売り上げ的には問題なく制作会社のトラブルで、壊れました。」と明かされている。
2021年には【エンジェル倶楽部】で8月30日から隔月で漫画が連載開始で作画は「さいだー明」が担当、2023年2月号まで続いた。
あらすじ
暗い森にひっそりとたたずむ今は誰も住んでいない洋館「綾小路邸」。
家の持ち主である綾小路の友人であり大学教授である山之辺は
古くからあるこの屋敷に興味を抱き、綾小路の許可を得て
助手を連れ探索へとやってくる。
そこで起こる恐怖の現象の数々…
それはやがて山之辺の息子、焔とその友人達をも巻き込み始める…
ゲームシステム
最大3人のパーティを組んで綾小路邸の「西館」「東館」から探索を始め、最終的に館から脱出することが目的となる。
『スウィートホーム』と違い別パーティとは完全に分断されているため、戦闘に参加できるのはどうあがいても3人まで。
回復手段はレベルアップとアイテム及び休息だがどちらも回数は有限、気絶(戦闘不能)からの復活回数もおなじく有限であり、規定回数の気絶でキャラクターは死亡してしまう。
仲間キャラクターの耐久力は「きょうふち」というパラメーターで表され、すなわちどれだけの恐怖を感じたかがダメージになる。
虫にたかられようが吐瀉物を口に流し込まれようがナタで斬りかかられようが怖いという点では等価なのだ。
またキャラクターはそれぞれに固有のアイテム、能力値を持っており、誰を選ぶかで難易度がシャレにならないレベルで変動する。
攻撃力はキャラの強さ+武器攻撃力。
武器には重量があり、強さを超えない範囲であれば複数持って攻撃力を上げられる(超えたらマイナスされる)。
その場合スロットの上側にある武器をメイン、それ以外をサブとして扱い、強さ+メイン+サブの攻撃力÷2が最終値となる。
しかし強さ-重量の余りが戦闘時の素早さに影響することに加え、そもそも携帯できるアイテム数が極端に少ない。
攻撃力を上げて殺られる前に殺ろうか、機動力を上げて確実に先手を取るべきか、いや回復アイテムを多数所持して安全に、しかし探索中に新たなアイテムを発見する可能性を考えれば空きも確保したい……
などと、悩ましい選択を迫られる。
固有の能力値の中には「弱点」も存在する。
これが敵に設定された「動物」や「霊」などの属性に合致すると「エンカウントするだけで」ダメージを受けてしまう。
ただしエンカウント時に受けたダメージは戦闘勝利時に(発狂・気絶状態になっていなければ)回復する。
つまり逃げるだけではジリ貧になりやすいシステムになっている。
どうしてもクリアできない場合はレベル等を引き継いで最初からやり直せる「ギブアップ」というコマンドもあるので、上記で述べる難易度の高さに尻込みされた向きにもぜひ安心してプレイしていただきたい。
登場人物
フルネームも存在するがタグ表記が揺れているのでとりあえず公式の漢字表記を使用(カッコ内にフルネームの読みを記載)。
なお身長と体重は演出の事も考え幅を持たせて緩く設定されている。
※ち○このサイズは「さくらぷりんBlog」の2013年08月17日に投稿された記事より。
本編操作キャラ
山之辺焔(やまのべ ほむら)
風間桔平(かざま きっぺい)
土門聖二郎(どもん せいじろう)
鈴森未亜(すずもり みあ)
日野八千花(ひの やちか)
水石里奏(みずいし りかな)
序盤操作キャラ
山之辺承敬(やまのべ しょうけい)
金田正太(かねだ せいた)
島鉄郎(しま てつろう)
関連イラスト
R-18作品も豊富だがゲーム内の描写の割には恐怖感の強いイラストは少ない、しかし少数ながら恐怖感を前面に押し出したイラストやR-18G作品も投稿されている。
大多数のほのぼのイラストやエロエロイラストの雰囲気を見てプレイした場合、初見の一周目はシャレにならない恐怖を味わうかもしれない…。
投稿されている関連小説は発売から1年に渡り全てホモドーンであった(恐怖)。が、発売から一年経って一本だけだがノーマル小説が投稿された。
別名・表記ゆれ
『腐界に眠る王女のアバドーン』に関する別名や、表記ゆれがありましたら、紹介してください。
関連タグ
関連作品
深夜12時学校で:世界観の繋がりがある
学園アバドーン:学園パラレル物、今のとこ一般向けで制作中
他C86以降にて僅かだが同人誌等が存在する。一部はDL販売有り。比率的にはふたドーンやホモドーンが多い模様。