概要
テレビのリモコン、エアコンのリモコン等々、現代に溢れるリモコンの数々を隠してしまう困った妖怪。……と認知されているが、どのような姿をしているのか、何故リモコンを隠すのか等々一切不明。何せ隠すことが仕事だから。
亜種
さて、この妖怪、様々な亜種が存在する。というより、「ものが突然なくなり、どこをどう探しても見つからない」というのは人類がはるか昔から悩まされてきた問題でもあり、このリモコン隠しもそういった妖怪の一種に過ぎない。
以下はその代表的なものの一部である。
携帯電話隠し(スマホ隠し)
アクセサリー隠し
- イヤリング、指輪など多岐にわたる。
財布隠し
文房具隠し
- 鉛筆や消しゴムが特に多い。
鍵隠し
- バッグやポケットの中に潜んでいるとされるが、実際はありとあらゆる場所に満遍なく潜んでいる。他の亜種と比べても特に悪質な妖怪であるため数多の被害者から恨まれている。
定期券隠し
メガネ隠し
- プール、銭湯、海水浴場などの更衣室に現れることが多い。家の中では主に風呂の時間帯を狙ってやってくることが多い。
手袋隠し
- ありとあらゆる建物の入り口、電車の中、自動車の運転席、自転車などに潜んでいる。
靴下隠し
- なぜか靴下を隠すときは片方だけ持っていってしまう場合が多い。
マフラー隠し
傘隠し
- 雨の日は電車や出掛け先に出没する。
書類隠し
- 紀元前、紙というものが発明された時代には既にこの妖怪が存在していたとされる。現在も手法を変えずに根強く生き残っている生きた化石。
ゲーム機隠し
ゲームソフト隠し
- 近年ソフトの軽量化がかなり進んだため、パッケージ版だと狙われる。
正体と目的
前述したように正体や姿形はいっさい不明。
目的についても同じく不明だが、有力な説を幾つか挙げる。
単なる悪戯で特に意味はない。
- 一番タチが悪い。
何かスピリチュアルなメッセージを伝えようとしている。
- 他に方法あるだろ。
何か危険が迫ったことでものが身代わりになってくれた。
並行世界に移動
眠っている間に自分が動かしたり捨ててしまった。
屋根裏に人が住みついている
- 警察に相談を
対処法
妖怪や神様の類である故に人類にはまず認知できない。
そして室内だろうが屋外だろうがどこにでも現れ、どれだけ注意深く行動や確認をしようが、どれだけ定位置を決めて整理整頓しようが、やられる時はふとした一瞬の隙をつかれるし、出てこない時は一生出てこない。
交番に遺失物を出したところでなんとかなるはずもないので、現時点で確実な対処法は不明。
強いていうならGPSを持ち物全てにつけるというのはあるが、それにかかる費用を考えるとあまり現実的とはいえない。
なくしものを見つける有名なおまじないとしては「ニンニクニンニク」と連呼しながら探す、「ハサミさん」を耳の横でチョキチョキしながら探すというものがあるが、残念ながら効かない人にはとことん効かない。
ドラえもんのなくしものとりよせ機でも開発されない限り、人類とこの妖怪との戦いはまだまだ続くものと思われる。
妖怪ウォッチ
「りもこんかくし」という名前で登場。詳しくは記事リンク先参照。