数少ないテニスの王子様の男女カップリング同人界では王道な組み合わせだと思われる。
新テニスの王子様公式キャラクターガイド「ペアプリ」の5巻では、「2人だけのヒミツ」というタイトルの漫画が描かれ、ファンを感涙させた。
完全版Season3の12巻「あの頃の王子様」では…→「完全版リョ桜祭り」 ※ネタバレを含んでいます
作中での絡み
2014年7月4日発売ジャンプSQ8月号掲載の新テニ本編にも満を持して遂に桜乃が初登場。
リョーマに誘われるままゲーセンデートする、という展開には目覚めた方も多いだろう。
結果的に目標を見失っていたリョーマの後押しをした桜乃は名実共にヒロインに返り咲いたことは間違いない。今後の二人の関係についても大いに期待できる。
W杯では、桜乃や他のキャラクターも大会に応援に来ており、その時初めてリョーマがアメリカ代表になることを知る。2017年5月4日発売のジャンプSQ6月号掲載の新テニ本編によると、彼女のみ日本代表の試合に応援に行かず、アメリカ代表のリョーマの試合を応援しに行っているようだ。
王子様VS王子様
遂に公式でリョーマに恋のライバル(?)が登場し、これによって桜乃を巡った三角関係の構図が出来上がる。
リョーマ曰く、桜乃はあくまでも「同級生」
しかし、プランスが桜乃にアタックをしようとするとすかさず邪魔に入るあたり、何かしら思うところがあるのではないか。
いずれにせよ、今後リョ桜の関係が動く際に影響を与えてくるには違いない。
映画『リョーマ! The prince of tennis 新生劇場版テニスの王子様』にて
もはや公式リョ桜ストーリーと言っても過言では無い。我々は二次創作でも見ていたのかと思ってしまう程のリョ桜成分がたっぷり。「竜崎」「リョーマくん」と、お互いこれでもかというくらい名前を呼び合う。ご馳走様である。
また、劇中において、リョーマと桜乃はほぼ最初から最後までずっと一緒に行動している。
リョーマは普段桜乃に対しクールな態度とは反対に、窮地に焦ったり声を荒げたり、優しく桜乃を気遣う場面が多々見られる。
一方桜乃はどんな状況に巻き込まれても受け入れ、健気にリョーマを信じ続けている。正にヒロイン。
お互いを思い合い、気遣う様子はリョ桜ファン必見。
注意すべき点として、公式側から本映画について2人の間にラブは無い事をインタビューで明らかにしている。
その為、あくまでも同級生の関係であることを理解した上で、ファン内で喜びを分かち合い、妄想を膨らませながら劇場に足を運ぼう。
それでも「本当か?」と思わず聞きたくなるような情報量の多さは否定できない。
(次項以降にて解説)
peace of mind~星の歌を聴きながら~
映画『リョーマ! The prince of tennis 新生劇場版テニスの王子様』の劇中歌である。
作中、とある事情から逃げ続けることになったリョーマと桜乃は、隠れるために教会へと逃げ込む。そこで始まる2人のデュエット「peace of mind~星の歌を聴きながら~」は、リョ桜ファンには堪らない最高の曲である。こちらは現在(2021年9月14日時点)YouTubeにて只今PV付きで視聴可能。
(※関連動画にてリンクあり)
幻想的な光の中で、触れそうで触れない距離にありながら、2人が歌ってダンスをする。
「全て俺のせい」
「帰れなくなっても」
と珍しく弱気なリョーマに対し、
「最後にはきっと いい事が必ず待っているから」
「私 大丈夫だよ」
と前向きな桜乃の優しさにリョーマ自身も救われただろう。
因みに、新テニ本編Golden age『おみくじ』の回(13巻収録)でも桜乃はリョーマに対して「大丈夫だから 最後きっと いい事あるから」と後押ししている。
更に余談として、当然作詞作曲は原作者許斐剛先生。
つまり公式が最大手だった。
曲中桜乃がリョーマに対し、猫(カルピンそっくり)の缶バッジを差し出し、「ねぇ このプレゼント」という歌詞は、許斐先生のTwitterにおいて(https://mobile.twitter.com/konomi_takeshi/status/1426007735330476034)発言があった通り「猫のプレゼント」と聴こえる様に仕掛けがされている。
また、注目して頂きたいのは桜乃の髪型であり、彼女は普段の三つ編みの髪型とは異なり、ポニーテールをしている。
本編ネタバレ注意‼︎
※※以下、映画『リョーマ! The prince of tennis 新生劇場版テニスの王子様』の内容のネタバレ含みます※※※
教会での出来事
劇中でマフィアから逃亡している際に、桜乃は三つ編みの一部をナイフで切られてしまっていた。
ほどけていた事に気付いていたリョーマは、逃げた先の教会に偶然置いてあった赤いリボンを投げ渡し、結び直す様に言う。
桜乃が結び直している間、リョーマは自分のせいで不安にさせた事、怖い思いをさせている事を申し訳なく思い、思い詰めた表情で俯きながら待つ。そしてこれまでのことを謝ろうと振り返ると、そこにはポニーテール姿の桜乃が。
普段とは違う髪型を見たリョーマは、驚いた様に目を丸くし固まってしまう。
桜乃に声をかけられて我に帰ると、リョーマは何か言いたげにそっぽを向いてしまう。一体何を思ったのだろうか。
因みに、リョーマの好みのタイプは「ポニーテールの似合う子」。
そして『Peace of mind~星の歌を聴きながら~』のデュエットが始まる。
曲の終わり、わだかまりが解けた2人は見つめ合って微笑み合う。
リョーマが「竜崎、俺が…必ず…」と言いかけると、教会の鐘が素晴らしいタイミングで鳴る。ナイスである。
映画を観ていたつもりがいつのまにか結婚式に出席していた様だ。
猫のプレゼント
映画特典第1弾ポストカードのイラストにおいて、武者修行中のリョーマは上着に猫の缶バッジをつけている。
ただしリョーマと桜乃にはタイムスリップしていた記憶がないようにも思える為、タイムスリップは事実として起きたのかは不明。
しかし、過去から戻るとギャング達は居らず、エメラルド(cv:朴璐美)の広告を見てリョーマは笑う。やはりタイムスリップの事実はあったのだろうか。
その為、現代に戻ってきて桜乃が改めてリョーマに渡したのか、あるいは記憶は無くとも、事実として缶バッジだけはリョーマの元に残っていたのか。解釈の仕方は無限大。
エンドロール後、U-17合宿に招集され帰国したリョーマが、ラケットバッグに猫の缶バッジを付けて現れ、新テニ本編1話に繋がるところで映画は終わる。
カルピンに似ているとはいえ、かなり気に入っているようだ。
余談
新テニ本編Golden ade265『封印せし能力を解放せよ‼︎』(27巻収録)の扉絵にて、W杯中と思われるリョーマのラケットバッグには…。
是非こちらも確認して貰いたい。
関連動画
最新映画「リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様」では、ディズニー映画張りのデュエットを披露している。