ルカは、『ボクと魔王』の登場人物である。
デフォルト名であり、名前は最初に変更できる。
そのためナレーションでは一貫して「少年」と呼ばれる。
概要
この作品の主人公。16歳。
やたらと影が薄く、何かと不幸な目に遭ってしまう苦労症。
赤毛に緑の目を持ち、スタンや魔界評論家からは、「ルカの母やロザリーよりスタイルがいい」と絶賛されている。
作中ではプレイヤーの選択肢以外にセリフは無いが、表情は豊かで困り顔に定評がある。
初期装備はまさかの「拾った枝」。
困ったり慌てたりする様子が非常にかわいらしい為、投稿されるイラストも数多い。
が、選択肢での台詞は結構はっちゃけたものも多く、時に魔王をドン引きさせることもある。
彼を嫌う人間は少なく、異性にはよくモテている。
性能
ステータスは全体的にバランスよく伸び、最大LPに直結する魔力は他のキャラと比較してよく成長する。
単体回復技・復活技と各属性の攻撃技を覚える。
ストーリーの進行によって強力な全体攻撃技も習得する。
また、味方の能力を強化する「オーバードライブ」を初期から習得しており、ボスとの戦闘で大いに役に立つ。
ルカが戦闘不能になると他のキャラクターが生きていてもゲームオーバーとなる。
パーティメンバーの中で分類が唯一「透明」であり、弱点も得意な分類もない。
そのため、攻撃と防御の際、そのダメージが相性によって増減することはなく、どんな相手とも対等に戦える。
魔王に憑かれて冒険へ
村のハズレでサーカスが催された日の夜、オバケに遭遇した妹が「パビリオンの呪い」にかかってしまう。
発言すると一文字ごとにパ行の文字がつく奇妙な呪いで、家族は「このままでは妹はおしゃまな美少女からお笑い系少女になってしまう」と大慌てになる。
彼女を救うため、父親はたまたま拾ってきた「人の運命を変える『ポラックのツボ』にそっくりな壺」にいかにも適当な儀式をすると、中から封印されていた魔王スタンが現れる。
スタンは妹の呪いを解いてやる代わりに、家族の中で最適な影を持つ人物が自分の子分として仕えることを要求してくる。
ルカ以外は即座に話に乗り、ルカも渋々だが要求を呑む。
そしてなぜか始まる魔王と魔界の影評論家達によるオーディション。
結局、一番影が薄く、さらにスタイルが良いことを大絶賛されたルカが選ばれることになってしまう。
妹の呪いは無事に解けたが、今度は影が蛍光ピンク色になってしまった。
これはスタンの力を受けた影響で、自分が完全復活しなければ解くことは出来ないという。
完全復活と世界征服を目論む魔王だが、世界に魔王を名乗る者が何人も現れたことを知る。
全員倒して自分が真の魔王であることを証明し、そして悪事を働き自らが世界を征服するため、ニセ魔王退治を決意。
ルカはそれに巻き込まれ、有無を言わせず冒険に出ることになったのであった。
分類がない存在
世界中の誰もが「分類表」によって「分類」されているのが『ボクと魔王』の世界だが、彼にはその分類がない。
そのため、役所に届けられる分類表には彼の記述だけが見つからないことが分かる。
分類色は「透明」で、通常は赤・青・黄のいずれかの分類色を持つ他の人物たちと異なる。
相手の分類による得手不得手がなく、どんな敵にもそれなりに対応ができる。
実は特殊な存在であり、彼の存在があることは世界に多大な影響を与えている。
また、成り行きで冒険に出ることになったのだが、魔王の封印された壺を父親が拾ったのも、彼が選ばれたのも単なる偶然ではない。