ロースチェント・アリア
8
ろーすちぇんとありあ
『悪女は砂時計をひっくり返す』の主人公でヒロイン。
『悪女は砂時計をひっくり返す』の主人公でヒロイン。
元々は貧しい平民の少女だったが、売春婦の母カリンがロースチェント伯爵と結婚したために、貴族の一員となり生活が一変した。人目を引く華やかな容姿をした美女。
しかし、母譲りの美貌だけを頼りにした傲慢で不作法な性格だったため、周囲から白い目で見られていた。やがて義理の妹ミエールによって母が毒殺され、自分も罠にはめられて処刑されることになる。だが、死の直前に、何故か過去へと戻っていた。
戸惑いながらも過ごすうちに、それがいつの間にか自分のそばにあった砂時計のおかげであること、さらに砂時計には時間を少しだけ戻すことができる力があると知ったアリアは、その能力を使い、過去とは違う自分になり、ミエールに復讐することを決意する。
ミエールに復讐するには、まず自分が周囲に信頼される人間になることが必要と考えたアリアは、家庭教師のサラから礼儀作法を学び、淑女として成長していく。
一方で、過去で知っていた知識や砂時計の力を使い、砂糖を買い占めたり、カジノで資金を稼いだり、商売についての勉強をしたりして、投資家として台頭していく。
タイトルの「悪女」という単語のとおり、裏表のある狡猾な性格だが、自分が悪女とは知らずに心底信じてくれているサラに戸惑ったり、自分に尽くす侍女ジェシーを大事にしたり、侍女アニーの恋を後押しするなど、根っからの悪女でなく、ダークヒロインに該当する女性である。
コメント
コメントが未記入です