人物像
人類に敵対している「霧の艦隊」と呼ばれる第二次世界大戦時代の艦の形状を模した艦艇群の中の一隻。駆逐艦ヴァンパイアを模す。
「霧の艦隊」の東洋艦隊(東南アジア近海の封鎖が担当)の所属艦。艦の姿のみが第8巻から登場する。レパルスと共に東洋艦隊を出奔、プリンス・オブ・ウェールズに追われていたところを白鯨の介入によって逃走に成功する。その後レパルスに白鯨クルーに会うことを提案するもレパルスは人類を怖がってそれを拒否。
その後、レパルスの演算領域の約4分の1を貸与され、メンタルモデルを形成して白鯨へと接触した。(本来、駆逐艦・軽巡洋艦級の演算能力ではメンタルモデルを形成することができない)
メンタルモデルの外見は、胸元にコウモリ状の飾りを付けたメイド服の少女のもの。また口元からは度々尖った犬歯が見える。
メンタルモデルを形成して日が浅いためか常に無表情だが、性格は毒舌家(主にレパルスに対するもの)かつハイテンション。白鯨クルーとの会談ではそれらを存分に発揮し、白鯨の艦長である駒城らを困惑させた。自分たちの窮地を救った白鯨をいたく気に入っており、なんやかんやで駒城らと打ち解けるなどメンタルモデルとしては人懐っこい部類に入るようだ。
その後はレパルスの命令で白鯨を監視(という名の見守り)を押し付けられていたが、ヤマトに目をつけられ、メンタルモデルを形成できるだけの演算力を与えられるのと引き換えに彼女の「目」と「耳」になることを承諾した。