以下、原作8巻のネタバレ注意
概要
コマリたちが常世で出会った少女・コレット・ルミエールの幼馴染で、常世のムルナイト帝国で巫女姫になるはずだった人物。そしておそらく、コマリのメイドのヴィルヘイズの本名である。
コマリたちが常世にやってくる6年前、コレットの村は襲撃された。雷雨の中でコレットは幼馴染の手を引いて逃げたが、いつの間にかはぐれてしまい、以来幼馴染は行方知れずとなっていた。
青髪であることや未来が見える特殊能力を持っていることなど、メイドのヴィルヘイズと特徴が一致している。性格は気弱だったとのことだが、これも幼少期のヴィルヘイズと同じ。髪色も少し違うらしいが、染めたりショックで変化した可能性が挙げられている。
メイドのヴィルヘイズはクロヴィス・ドドレンズに保護される(その日はちょうど雷雨で、常世と現世を行き来するための条件を満たしていた)以前の記憶を無くしていたが、吸血動乱の中で常世に飛ばされた際には懐かしさを覚えていた。そして、コレットや訪れたルミエール村と関わる中で、完全に記憶を取り戻すには至らなかったものの、自分にも幼馴染や家族がいる可能性があることを認める。
それでも、ヴィルヘイズ・ルミエールとして村に戻るのではなく、世界を脅かす悪意を倒して村やコレットを守るために、コマリ隊のヴィルヘイズとしてコマリと一緒に戦う道を選ぶのだった。